【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期の東京メトロ東西線 (浦安駅～西船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +6.5％( +8.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 162 件(１年前(2018年)に比べて +0.6％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 17.5年から -22.4 ％減)。平均土地面積は 50.8 坪 (昨年 62.6 坪から -18.9 ％減)。平均建物面積は 63.9 坪 (昨年 72.3 坪から -11.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。妙典駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙典駅で昨年に比べ +20.3 ％、坪単価は 139 万円/坪となった。
上位 2 駅(妙典駅、原木中山駅)は +17.3 ％(坪単価 +19.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(浦安駅、西船橋駅)は -6.5 ％(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 17.5 年 → 2019年 13.5 年、-22.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 32.2 ％ → 2019年 46.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.8 ％ → 2019年 24.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 9.2 ％ → 2019年 11.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 9.3 ％ → 2019年 6.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -15.7％( -27.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2018年)に比べて +27.3％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった原木中山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +14.4％( +15.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて -30.8％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ東西線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦安駅 | 150万/坪 (17.5年/64.3坪) | 177万/坪 (20.5年/65.5坪) | 129万/坪 (18.4年/71.7坪) |
| 南行徳駅 | 130万/坪 (12.6年/30.6坪) | 117万/坪 (19.6年/63.6坪) | 126万/坪 (16.2年/57.9坪) |
| 行徳駅 | 139万/坪 (13.8年/57.7坪) | 123万/坪 (16.7年/73.1坪) | 124万/坪 (12.8年/42.1坪) |
| 妙典駅 | 139万/坪 (14.3年/56.8坪) | 116万/坪 (14.6年/52.1坪) | 133万/坪 (9.2年/69.3坪) |
| 原木中山駅 | 122万/坪 (11.8年/43.9坪) | 107万/坪 (24.9年/53.2坪) | 138万/坪 (13.4年/65.6坪) |
| 西船橋駅 | 131万/坪 (10.9年/54.5坪) | 127万/坪 (11.9年/54.7坪) | 126万/坪 (15.0年/63.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
妙典駅 139.4 万/坪(昨年同期比 +20.3 ％)
妙典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +20.3％( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2018年)に比べて +20.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 14.6年から -2.6 ％減)。平均土地面積は 56.8 坪 (昨年 52.1 坪から +9.0 ％増)。平均建物面積は 63.9 坪 (昨年 61.6 坪から +3.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 ％ → 2019年 5.6 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 46.7 ％ → 2019年 27.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.7 ％ → 2019年 27.8 ％)
原木中山駅 122.5 万/坪(昨年同期比 +14.4 ％)
原木中山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +14.4％( +15.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて -30.8％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 24.9年から -52.7 ％減)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 53.2 坪から -17.5 ％減)。平均建物面積は 27.0 坪 (昨年 37.9 坪から -28.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 24.9 年 → 2019年 11.8 年、-52.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 9.0 分 → 2019年 7.4 分、-17.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.4 ％ → 2019年 11.1 ％)
浦安駅 149.6 万/坪(昨年同期比 -15.7 ％)
浦安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -15.7％( -27.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2018年)に比べて +27.3％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 20.5年から -14.4 ％減)。平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 65.5 坪から -1.7 ％減)。平均建物面積は 87.9 坪 (昨年 63.2 坪から +39.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 20.5 年 → 2019年 17.5 年、-14.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.1 ％ → 2019年 32.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 21.1 ％ → 2019年 7.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.3 ％ → 2019年 42.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 27.3 ％ → 2019年 25.0 ％)
西船橋駅 130.9 万/坪(昨年同期比 +2.8 ％)
西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +2.8％( +3.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2018年)に比べて +15.6％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 10.9年(昨年 11.9年から -7.7 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 54.7 坪から -0.4 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 72.0 坪から -11.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 39.3 ％ → 2019年 54.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 19.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.1 ％ → 2019年 9.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示