【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期の東京メトロ東西線 (浦安駅～西船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +21.7％( +24.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 10.7年(昨年 21.2年から -49.3 ％減)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 51.9 坪から -1.8 ％減)。平均建物面積は 65.6 坪 (昨年 61.0 坪から +7.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。浦安駅、行徳駅、原木中山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浦安駅で昨年に比べ +96.7 ％、坪単価は 188 万円/坪となった。
上位 2 駅(浦安駅、行徳駅)は +60.1 ％(坪単価 +58.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西船橋駅、妙典駅)は +3.4 ％(坪単価 +3.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 21.2 年 → 2019年 10.7 年、-49.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.6 ％ → 2019年 53.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.3 ％ → 2019年 10.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 188万円/坪(56.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +96.7％( +92.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった妙典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +8.9％( +9.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ東西線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦安駅 | 188万/坪 (4.9年/66.0坪) | 95.4万/坪 (22.8年/77.9坪) | 129万/坪 (18.4年/95.2坪) |
| 南行徳駅 | 128万/坪 (13.4年/31.8坪) | 113万/坪 (19.7年/51.4坪) | 127万/坪 (17.1年/45.8坪) |
| 行徳駅 | 128万/坪 (14.5年/84.7坪) | 104万/坪 (19.4年/52.6坪) | 122万/坪 (11.8年/30.4坪) |
| 妙典駅 | 122万/坪 (10.3年/23.2坪) | 112万/坪 (19.3年/66.2坪) | 116万/坪 (15.5年/66.2坪) |
| 原木中山駅 | 132万/坪 (10.8年/53.5坪) | 108万/坪 (30.5年/43.1坪) | 120万/坪 (11.5年/28.4坪) |
| 西船橋駅 | 132万/坪 (6.7年/61.5坪) | 135万/坪 (19.3年/33.6坪) | 110万/坪 (21.6年/23.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浦安駅 187.7 万/坪(昨年同期比 +96.7 ％)
浦安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 188万円/坪(56.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +96.7％( +92.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.9年(昨年 22.8年から -78.4 ％減)。平均土地面積は 66.0 坪 (昨年 77.9 坪から -15.2 ％減)。平均建物面積は 126.5 坪 (昨年 89.2 坪から +41.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 22.8 年 → 2019年 4.9 年、-78.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 18.5 分 → 2019年 9.7 分、-47.7 ％と大きく減少)
行徳駅 128.2 万/坪(昨年同期比 +23.4 ％)
行徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +23.4％( +24.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 19.4年から -25.1 ％減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 52.6 坪から +61.0 ％増)。平均建物面積は 134.6 坪 (昨年 75.5 坪から +78.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 19.4 年 → 2019年 14.5 年、-25.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 13.8 分 → 2019年 7.8 分、-43.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 ％ → 2019年 25.0 ％)
西船橋駅 132.4 万/坪(昨年同期比 -2.2 ％)
西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -2.2％( -2.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.7年(昨年 19.3年から -65.5 ％減)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 33.6 坪から +83.2 ％増)。平均建物面積は 74.1 坪 (昨年 39.7 坪から +86.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 19.3 年 → 2019年 6.7 年、-65.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.6 分 → 2019年 16.3 分、+40.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 40.0 ％)
妙典駅 121.6 万/坪(昨年同期比 +8.9 ％)
妙典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +8.9％( +9.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.3年(昨年 19.3年から -46.7 ％減)。平均土地面積は 23.2 坪 (昨年 66.2 坪から -65.0 ％減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 67.8 坪から -40.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 19.3 年 → 2019年 10.3 年、-46.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.6 分 → 2019年 12.3 分、+28.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示