【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の京成成田空港線 (東松戸駅～成田空港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.7万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -11.8％( -13.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.6年(昨年 10.4年から +2.0 ％増)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 65.8 坪から -6.5 ％減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 39.4 坪から -9.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。印旛日本医大駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは印旛日本医大駅で昨年に比べ +30.5 ％、坪単価は 85.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(印旛日本医大駅)は +30.5 ％(坪単価 +20.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(成田湯川駅)は -24.6 ％(坪単価 -27.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.7 分 → 2024年 20.1 分、+19.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.0 ％ → 2024年 31.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.5 ％ → 2024年 36.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉ニュータウン中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -12.3％( -15.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -35.3％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった成田湯川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.1万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -24.6％( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| 京成成田空港線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東松戸駅 | - | 116万/坪 (7.0年/104坪) | 63.9万/坪 (26.4年/50.4坪) |
| 新鎌ケ谷駅 | 109万/坪 (8.0年/30.6坪) | 102万/坪 (20.8年/65.2坪) | 79.4万/坪 (27.0年/39.3坪) |
| 千葉ニュータウン中央駅 | 109万/坪 (7.0年/64.2坪) | 124万/坪 (7.7年/56.2坪) | 143万/坪 (0.9年/51.4坪) |
| 印旛日本医大駅 | 85.9万/坪 (12.7年/60.9坪) | 65.8万/坪 (19.7年/57.0坪) | 78.4万/坪 (15.0年/160坪) |
| 成田湯川駅 | 84.1万/坪 (18.8年/72.1坪) | 112万/坪 (1.7年/65.8坪) | 47.2万/坪 (44.0年/39.3坪) |
| 成田空港駅 | - | - | 72.5万/坪 (1.5年/59.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
印旛日本医大駅 85.9 万/坪(昨年同期比 +30.5 ％)
印旛日本医大駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +30.5％( +20.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.7年(昨年 19.7年から -35.6 ％減)。平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 57.0 坪から +6.9 ％増)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 39.3 坪から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 19.7 年 → 2024年 12.7 年、-35.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.7 分 → 2024年 16.5 分、+70.7 ％と大きく増加)
成田湯川駅 84.1 万/坪(昨年同期比 -24.6 ％)
成田湯川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.1万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -24.6％( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 1.7年から +996.9 ％増)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 65.8 坪から +9.6 ％増)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 32.1 坪から +7.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.7 年 → 2024年 18.8 年、+996.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.5 分 → 2024年 21.3 分、+37.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 85.7 ％ → 2024年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示