【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の京成千葉線 (京成津田沼駅~千葉中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +0.1%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 57 件(1年前(2020年)に比べて +23.9%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.4年(昨年 7.3年から +69.7 %増)。平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 49.8 坪から +5.0 %増)。平均建物面積は 53.6 坪 (昨年 39.1 坪から +37.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。京成稲毛駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは検見川駅で昨年に比べ -27.3 %、坪単価は 80.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(みどり台駅)は +1.8 %(坪単価 +2.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(検見川駅)は -27.3 %(坪単価 -30.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.6 % → 2021年 22.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.3 年 → 2021年 12.4 年、+69.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.3 % → 2021年 12.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 69.8 % → 2021年 46.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったみどり台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.8%( +2.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった検見川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.3万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -27.3%( -30.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
京成千葉線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京成津田沼駅 | 124万/坪 (10.0年/49.5坪) | 123万/坪 (4.3年/42.7坪) | 120万/坪 (8.7年/79.0坪) |
京成幕張本郷駅 | - | - | - |
京成幕張駅 | - | 108万/坪 (0.4年/30.3坪) | - |
検見川駅 | 80.3万/坪 (32.6年/59.5坪) | 110万/坪 (19.9年/69.4坪) | 61.9万/坪 (30.3年/206坪) |
京成稲毛駅 | 101万/坪 (16.5年/44.9坪) | 110万/坪 (5.3年/50.7坪) | 89.4万/坪 (29.8年/115坪) |
みどり台駅 | 130万/坪 (6.2年/38.0坪) | 128万/坪 (4.6年/33.7坪) | 110万/坪 (11.3年/73.6坪) |
西登戸駅 | 218万/坪 (1.8年/49.9坪) | - | - |
新千葉駅 | - | - | 180万/坪 (21.5年/151坪) |
千葉中央駅 | 81.1万/坪 (22.8年/197坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
みどり台駅 129.8 万/坪(昨年同期比 +1.8 %)
みどり台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.8%( +2.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.2年(昨年 4.6年から +35.1 %増)。平均土地面積は 38.0 坪 (昨年 33.7 坪から +12.9 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 31.0 坪から +13.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.0 分 → 2021年 6.7 分、-16.7 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 4.6 年 → 2021年 6.2 年、+35.1 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 44.4 %)
検見川駅 80.3 万/坪(昨年同期比 -27.3 %)
検見川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.3万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -27.3%( -30.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 19.9年から +63.5 %増)。平均土地面積は 59.5 坪 (昨年 69.4 坪から -14.3 %減)。平均建物面積は 43.4 坪 (昨年 45.1 坪から -3.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.9 年 → 2021年 32.6 年、+63.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.8 分 → 2021年 7.3 分、+53.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示