【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の京成千葉線 (京成津田沼駅~千葉中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.1%( +6.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 46 件(1年前(2019年)に比べて +53.3%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.3年(昨年 14.6年から -49.9 %減)。平均土地面積は 49.8 坪 (昨年 94.7 坪から -47.4 %減)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 78.0 坪から -49.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。検見川駅、京成稲毛駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは検見川駅で昨年に比べ +78.4 %、坪単価は 110 万円/坪となった。
上位 1 駅(検見川駅)は +78.4 %(坪単価 +48.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(京成津田沼駅)は +2.7 %(坪単価 +3.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 14.6 年 → 2020年 7.3 年、-49.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 36.7 % → 2020年 69.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.7 % → 2020年 11.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 8.4 分 → 2020年 9.7 分、+15.0 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.0 % → 2020年 19.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったみどり台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +16.3%( +17.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった京成稲毛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +23.1%( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +120.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
京成千葉線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京成津田沼駅 | 123万/坪 (4.3年/42.7坪) | 120万/坪 (8.7年/79.0坪) | 117万/坪 (9.2年/56.1坪) |
京成幕張本郷駅 | - | - | - |
京成幕張駅 | 108万/坪 (0.4年/30.3坪) | - | - |
検見川駅 | 110万/坪 (19.9年/69.4坪) | 61.9万/坪 (30.3年/206坪) | - |
京成稲毛駅 | 110万/坪 (5.3年/50.7坪) | 89.4万/坪 (29.8年/115坪) | 97.2万/坪 (15.3年/59.5坪) |
みどり台駅 | 128万/坪 (4.6年/33.7坪) | 110万/坪 (11.3年/73.6坪) | 130万/坪 (6.6年/52.7坪) |
西登戸駅 | - | - | 102万/坪 (38.5年/87.7坪) |
新千葉駅 | - | 180万/坪 (21.5年/151坪) | - |
千葉中央駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
検見川駅 110.5 万/坪(昨年同期比 +78.4 %)
検見川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +78.4%( +48.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.9年(昨年 30.3年から -34.1 %減)。平均土地面積は 69.4 坪 (昨年 205.7 坪から -66.3 %減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 178.5 坪から -74.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 30.3 年 → 2020年 19.9 年、-34.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 44.4 %)
京成津田沼駅 123.3 万/坪(昨年同期比 +2.7 %)
京成津田沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +2.7%( +3.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて +18.8%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 4.3年(昨年 8.7年から -50.7 %減)。平均土地面積は 42.7 坪 (昨年 79.0 坪から -46.0 %減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 48.4 坪から -27.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 8.7 年 → 2020年 4.3 年、-50.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 56.2 % → 2020年 77.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.2 % → 2020年 5.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.3 分 → 2020年 14.7 分、+29.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示