【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の京成千葉線 (京成津田沼駅～千葉中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +9.8％( +9.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2019年)に比べて +87.5％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 23.0年から -48.8 ％減)。平均土地面積は 60.6 坪 (昨年 82.8 坪から -26.8 ％減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 83.0 坪から -54.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。京成津田沼駅、検見川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは検見川駅で昨年に比べ +49.1 ％、坪単価は 114 万円/坪となった。
上位 1 駅(検見川駅)は +49.1 ％(坪単価 +37.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(みどり台駅)は -17.3 ％(坪単価 -18.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 23.0 年 → 2020年 11.8 年、-48.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 ％ → 2020年 53.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 15.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 7.5 分 → 2020年 8.9 分、+19.1 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 37.5 ％ → 2020年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京成稲毛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -4.3％( -5.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったみどり台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -17.3％( -18.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 京成千葉線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京成津田沼駅 | 108万/坪 (8.6年/40.5坪) | 90.2万/坪 (18.0年/57.5坪) | 126万/坪 (5.0年/51.2坪) |
| 京成幕張本郷駅 | - | - | - |
| 京成幕張駅 | - | - | - |
| 検見川駅 | 114万/坪 (18.6年/81.9坪) | 76.3万/坪 (31.0年/242坪) | - |
| 京成稲毛駅 | 121万/坪 (0年/51.4坪) | 126万/坪 (27.0年/72.1坪) | 97.2万/坪 (15.3年/59.5坪) |
| みどり台駅 | 89.3万/坪 (17.0年/30.3坪) | 108万/坪 (18.0年/31.8坪) | 126万/坪 (8.0年/44.2坪) |
| 西登戸駅 | - | - | - |
| 新千葉駅 | - | - | - |
| 千葉中央駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
検見川駅 113.8 万/坪(昨年同期比 +49.1 ％)
検見川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +49.1％( +37.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.6年(昨年 31.0年から -40.0 ％減)。平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 242.0 坪から -66.2 ％減)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 157.3 坪から -69.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 31.0 年 → 2020年 18.6 年、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 57.1 ％)
みどり台駅 89.3 万/坪(昨年同期比 -17.3 ％)
みどり台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -17.3％( -18.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.0年(昨年 18.0年から -5.5 ％減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 31.8 坪から -4.8 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.7 坪から +5.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 8.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示