【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の小湊鉄道 (五井駅~上総中野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +8.4%( +3.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2020年)に比べて +43.3%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 24.6年から +0.8 %増)。平均土地面積は 61.6 坪 (昨年 92.8 坪から -33.7 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 43.4 坪から -23.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。光風台駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上総牛久駅で昨年に比べ +141.0 %、坪単価は 15.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(上総牛久駅)は +141.0 %(坪単価 +9.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(馬立駅)は -79.2 %(坪単価 -15.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 26.7 分 → 2021年 22.7 分、-15.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 36.6 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 32.1 % → 2021年 19.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.4 % → 2021年 26.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.3万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +0.2%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2020年)に比べて +44.4%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった馬立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -79.2%( -15.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
小湊鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
五井駅 | 67.3万/坪 (17.6年/59.2坪) | 67.2万/坪 (15.6年/88.9坪) | 52.6万/坪 (20.4年/70.0坪) |
上総村上駅 | - | 7.7万/坪 (48.5年/93.8坪) | - |
海士有木駅 | - | 0.02万/坪 (50.5年/84.7坪) | - |
上総三又駅 | - | - | - |
上総山田駅 | 11.6万/坪 (42.5年/24.2坪) | - | - |
光風台駅 | 24.7万/坪 (42.0年/59.0坪) | 17.2万/坪 (36.8年/88.5坪) | 12.6万/坪 (32.8年/47.6坪) |
馬立駅 | 3.9万/坪 (32.9年/51.4坪) | 18.9万/坪 (38.5年/69.6坪) | 13.8万/坪 (41.5年/43.1坪) |
上総牛久駅 | 15.6万/坪 (32.7年/62.7坪) | 6.5万/坪 (38.5年/41.8坪) | 34.8万/坪 (24.5年/127坪) |
上総川間駅 | - | - | 30.4万/坪 (61.5年/514坪) |
上総鶴舞駅 | 11.6万/坪 (28.5年/48.4坪) | - | - |
上総久保駅 | - | - | - |
高滝駅 | - | - | - |
里見駅 | - | - | - |
飯給駅 | - | - | - |
月崎駅 | - | - | - |
上総大久保駅 | - | - | - |
養老渓谷駅 | 14.2万/坪 (47.5年/142坪) | - | - |
上総中野駅 | - | 21.6万/坪 (31.0年/363坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上総牛久駅 15.6 万/坪(昨年同期比 +141.0 %)
上総牛久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +141.0%( +9.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 38.5年から -15.2 %減)。平均土地面積は 62.7 坪 (昨年 41.8 坪から +49.7 %増)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 22.2 坪から +24.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 38.5 年 → 2021年 32.7 年、-15.2 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 14.4 分、-24.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 71.4 %)
馬立駅 3.9 万/坪(昨年同期比 -79.2 %)
馬立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -79.2%( -15.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 38.5年から -14.7 %減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 69.6 坪から -26.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 31.8 坪から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 38.5 年 → 2021年 32.9 年、-14.7 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.0 分 → 2021年 27.0 分、+92.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示