【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR室蘭支線 (東室蘭駅～室蘭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.6万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.0％( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて +58.3％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 31.9年から +14.8 ％増)。平均土地面積は 88.7 坪 (昨年 129.5 坪から -31.5 ％減)。平均建物面積は 62.5 坪 (昨年 86.8 坪から -27.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。東室蘭駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは室蘭駅で昨年に比べ -65.2 ％、坪単価は 7.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(東室蘭駅)は -17.3 ％(坪単価 -5.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(室蘭駅)は -65.2 ％(坪単価 -14.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.7 分 → 2024年 17.1 分、-17.4 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 31.9 年 → 2024年 36.7 年、+14.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 45.5 ％ → 2024年 52.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 ％ → 2024年 31.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.3％( -5.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +116.7％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -65.2％( -14.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR室蘭支線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東室蘭駅 | 24.4万/坪 (33.8年/94.8坪) | 29.4万/坪 (29.8年/177坪) | 26.9万/坪 (36.2年/67.0坪) |
| 輪西駅 | - | - | - |
| 御崎駅 | 2.3万/坪 (58.0年/60.5坪) | - | 33.1万/坪 (10.0年/514坪) |
| 母恋駅 | 27.3万/坪 (43.0年/63.5坪) | - | 0.26万/坪 (52.0年/63.5坪) |
| 室蘭駅 | 7.9万/坪 (39.0年/82.1坪) | 22.6万/坪 (33.7年/72.9坪) | 18.8万/坪 (37.2年/106坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東室蘭駅 24.4 万/坪(昨年同期比 -17.3 ％)
東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.3％( -5.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +116.7％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 29.8年から +13.3 ％増)。平均土地面積は 94.8 坪 (昨年 176.7 坪から -46.3 ％減)。平均建物面積は 77.8 坪 (昨年 118.2 坪から -34.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.2 分 → 2024年 14.0 分、-42.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 38.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 29.8 年 → 2024年 33.8 年、+13.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 46.2 ％)
室蘭駅 7.9 万/坪(昨年同期比 -65.2 ％)
室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -65.2％( -14.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 33.7年から +15.8 ％増)。平均土地面積は 82.1 坪 (昨年 72.9 坪から +12.6 ％増)。平均建物面積は 22.2 坪 (昨年 49.0 坪から -54.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 33.7 年 → 2024年 39.0 年、+15.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.8 分 → 2024年 27.2 分、+52.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示