【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR函館支線 (大沼駅～森駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +24.7％( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて -11.8％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 32.7年から -1.9 ％減)。平均土地面積は 144.8 坪 (昨年 206.1 坪から -29.8 ％減)。平均建物面積は 36.2 坪 (昨年 36.2 坪から +0.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。森駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは森駅で昨年に比べ +84.4 ％、坪単価は 26.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(森駅)は +84.4 ％(坪単価 +12.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鹿部駅)は +11.9 ％(坪単価 +3.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 64.3 ％ → 2023年 53.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +11.9％( +3.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +84.4％( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR函館支線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大沼駅 | - | 5.3万/坪 (30.8年/182坪) | 16.5万/坪 (38.3年/148坪) |
| 鹿部駅 | 30.6万/坪 (23.7年/154坪) | 27.3万/坪 (27.8年/280坪) | 23.8万/坪 (27.8年/225坪) |
| 渡島砂原駅 | 6.3万/坪 (47.5年/170坪) | - | 11.1万/坪 (28.3年/163坪) |
| 掛澗駅 | - | 15.5万/坪 (29.0年/99.8坪) | |
| 尾白内駅 | - | - | - |
| 東森駅 | - | 7.3万/坪 (45.3年/333坪) | - |
| 森駅 | 26.6万/坪 (30.5年/131坪) | 14.5万/坪 (38.5年/115坪) | 37.4万/坪 (22.3年/190坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
森駅 26.6 万/坪(昨年同期比 +84.4 ％)
森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +84.4％( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 38.5年から -20.9 ％減)。平均土地面積は 130.8 坪 (昨年 115.0 坪から +13.8 ％増)。平均建物面積は 35.9 坪 (昨年 28.7 坪から +25.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 38.5 年 → 2023年 30.5 年、-20.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 37.5 ％)
鹿部駅 30.6 万/坪(昨年同期比 +11.9 ％)
鹿部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +11.9％( +3.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 27.8年から -14.9 ％減)。平均土地面積は 153.5 坪 (昨年 280.3 坪から -45.2 ％減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 36.9 坪から -3.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 27.8 年 → 2023年 23.7 年、-14.9 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 27.3 分 → 2023年 21.5 分、-21.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 71.4 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示