【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の函館市電本線 (函館どつく前駅~函館駅前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -57.1%( -29.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて +7.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 29.3年から -11.9 %減)。平均土地面積は 109.5 坪 (昨年 149.0 坪から -26.5 %減)。平均建物面積は 177.9 坪 (昨年 55.3 坪から +221.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。末広町駅、市役所前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは市役所前駅で昨年に比べ +76.8 %、坪単価は 8.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(市役所前駅)は +76.8 %(坪単価 +3.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(魚市場通駅)は -64.2 %(坪単価 -42.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 29.3 年 → 2022年 25.8 年、-11.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.2 分 → 2022年 3.6 分、-30.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 % → 2022年 40.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.1 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 87.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった末広町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +63.0%( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった市役所前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +76.8%( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
函館市電本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
函館どつく前駅 | - | 18.0万/坪 (41.5年/325坪) | - |
大町駅 | - | 90.1万/坪 (16.4年/55.6坪) | 4.8万/坪 (0年/16.6坪) |
末広町駅 | 28.3万/坪 (24.6年/156坪) | 17.4万/坪 (37.5年/153坪) | 2.1万/坪 (36.8年/34.8坪) |
十字街駅 | 17.2万/坪 (22.8年/139坪) | - | 30.6万/坪 (46.3年/84.4坪) |
魚市場通駅 | 23.5万/坪 (26.4年/67.7坪) | 65.8万/坪 (25.4年/281坪) | 11.9万/坪 (35.5年/42.4坪) |
市役所前駅 | 8.7万/坪 (0年/75.6坪) | 4.9万/坪 (39.8年/21.2坪) | 19.5万/坪 (28.0年/90.8坪) |
函館駅前駅 | 35.9万/坪 (32.8年/24.2坪) | - | 44.9万/坪 (20.1年/126坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
市役所前駅 8.7 万/坪(昨年同期比 +76.8 %)
市役所前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +76.8%( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 21.2 坪から +257.1 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 40.8 坪から +55.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 6.0 分 → 2022年 3.0 分、-50.0 %と大きく減少)
魚市場通駅 23.5 万/坪(昨年同期比 -64.2 %)
魚市場通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -64.2%( -42.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 25.4年から +3.8 %増)。平均土地面積は 67.7 坪 (昨年 281.3 坪から -75.9 %減)。平均建物面積は 88.7 坪 (昨年 89.2 坪から -0.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 4.2 分、+112.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示