この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の函館市電宝来・谷地頭線 (十字街駅~谷地頭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.9万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -39.5%( -13.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて +88.9%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 25.4年から +38.7 %増)。平均土地面積は 75.7 坪 (昨年 71.3 坪から +6.2 %増)。平均建物面積は 106.2 坪 (昨年 71.6 坪から +48.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。谷地頭駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは谷地頭駅で昨年に比べ +77.0 %、坪単価は 55.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(谷地頭駅)は +77.0 %(坪単価 +24.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(青柳町駅)は -55.3 %(坪単価 -25.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 62.5 % → 2022年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 25.4 年 → 2022年 35.3 年、+38.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.2 分 → 2022年 4.5 分、+38.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 40.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった谷地頭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +77.0%( +24.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宝来町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +12.4%( +1.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +600.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
函館市電宝来・谷地頭線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
十字街駅 | 17.2万/坪 (22.8年/139坪) | - | 30.6万/坪 (46.3年/84.4坪) |
宝来町駅 | 17.7万/坪 (36.6年/30.0坪) | 15.7万/坪 (33.5年/103坪) | 5.5万/坪 (57.8年/27.2坪) |
青柳町駅 | 20.8万/坪 (38.6年/78.7坪) | 46.4万/坪 (10.5年/50.9坪) | 26.9万/坪 (26.8年/34.3坪) |
谷地頭駅 | 55.1万/坪 (43.0年/66.6坪) | 31.1万/坪 (29.8年/78.7坪) | 54.7万/坪 (28.6年/164坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
谷地頭駅 55.1 万/坪(昨年同期比 +77.0 %)
谷地頭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +77.0%( +24.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 29.8年から +44.5 %増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 78.7 坪から -15.4 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 91.7 坪から -60.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.8 年 → 2022年 43.0 年、+44.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.8 分 → 2022年 6.0 分、+57.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 100.0 %)
青柳町駅 20.8 万/坪(昨年同期比 -55.3 %)
青柳町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -55.3%( -25.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.6年(昨年 10.5年から +267.2 %増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 50.9 坪から +54.5 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 40.8 坪から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.5 年 → 2022年 38.6 年、+267.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 3.5 分、+75.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示