物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2022年第2四半期
2022年4月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2022年4月〜6月期の神戸電鉄粟生線 (鈴蘭台駅粟生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +11.4%( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 82 件(1年前(2021年)に比べて -31.7%( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.3年(昨年 28.0年から +8.1 %増)。平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 65.8 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 36.6 坪から +11.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。押部谷駅小野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三木上の丸駅で昨年に比べ +4850.5 %、坪単価は 72.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(三木上の丸駅志染駅)は +2477.9 %(坪単価 +50.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鈴蘭台西口駅木幡駅)は -39.2 %(坪単価 -21.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 15.9 分 → 2022年 13.6 分、-14.6 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 11.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.7 % → 2022年 35.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.7 % → 2022年 40.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.4 % → 2022年 15.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった小野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +45.6%( +27.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -37.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった鈴蘭台西口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -50.0%( -26.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

神戸電鉄粟生線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
神戸電鉄粟生線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
鈴蘭台駅47.2万/坪
(31.4年/43.9坪)
40.3万/坪
(36.5年/50.8坪)
42.9万/坪
(28.8年/62.0坪)
鈴蘭台西口駅26.7万/坪
(50.0年/88.7坪)
53.4万/坪
(48.6年/114坪)
21.9万/坪
(40.6年/51.9坪)
西鈴蘭台駅67.0万/坪
(30.1年/66.2坪)
85.1万/坪
(16.6年/64.7坪)
83.8万/坪
(9.4年/53.9坪)
木津駅---
木幡駅39.3万/坪
(41.8年/60.5坪)
54.9万/坪
(25.0年/68.1坪)
49.3万/坪
(20.3年/65.0坪)
栄駅41.3万/坪
(29.8年/67.3坪)
49.4万/坪
(28.8年/68.4坪)
38.6万/坪
(29.3年/65.0坪)
押部谷駅35.9万/坪
(37.3年/70.5坪)
21.6万/坪
(38.0年/52.5坪)
35.4万/坪
(16.3年/42.4坪)
緑が丘駅63.9万/坪
(19.6年/58.7坪)
55.1万/坪
(26.7年/76.3坪)
52.0万/坪
(21.5年/58.2坪)
広野ゴルフ場前駅-44.7万/坪
(22.9年/51.9坪)
82.4万/坪
(16.9年/60.0坪)
志染駅58.6万/坪
(30.9年/47.5坪)
28.5万/坪
(32.9年/60.1坪)
38.3万/坪
(24.5年/51.8坪)
恵比須駅28.2万/坪
(36.6年/44.9坪)
--
三木上の丸駅72.7万/坪
(0年/47.6坪)
1.5万/坪
(0年/157坪)
66.1万/坪
(0.25年/43.9坪)
三木駅-60.6万/坪
(20.4年/56.5坪)
-
大村駅-58.9万/坪
(16.8年/126坪)
14.9万/坪
(25.3年/119坪)
樫山駅19.4万/坪
(38.3年/46.9坪)
--
市場駅---
小野駅86.2万/坪
(16.8年/81.1坪)
59.2万/坪
(23.3年/62.0坪)
34.8万/坪
(20.1年/63.7坪)
葉多駅--53.5万/坪
(17.3年/34.8坪)
粟生駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

三木上の丸駅72.7 万/坪(昨年同期比 +4850.5 %)

三木上の丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +4850.5%( +71.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 157.3 坪から -69.7 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 54.5 坪から -44.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 90.0 分 → 2022年 10.0 分、-88.9 %と大きく減少)

志染駅58.6 万/坪(昨年同期比 +105.3 %)

志染駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.6万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +105.3%( +30.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.9年(昨年 32.9年から -6.3 %減)。平均土地面積は 47.5 坪 (昨年 60.1 坪から -21.0 %減)。平均建物面積は 29.8 坪 (昨年 35.1 坪から -15.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 12.4 分 → 2022年 14.3 分、+15.3 %と増加)

鈴蘭台西口駅26.7 万/坪(昨年同期比 -50.0 %)

鈴蘭台西口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -50.0%( -26.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 50.0年(昨年 48.6年から +2.7 %増)。平均土地面積は 88.7 坪 (昨年 114.4 坪から -22.5 %減)。平均建物面積は 81.2 坪 (昨年 37.3 坪から +117.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 3.0 分、-62.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 33.3 %)

木幡駅39.3 万/坪(昨年同期比 -28.4 %)

木幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -28.4%( -15.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 41.8年(昨年 25.0年から +67.0 %増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 68.1 坪から -11.1 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 35.2 坪から -1.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.8 分 → 2022年 10.5 分、-23.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 25.0 年 → 2022年 41.8 年、+67.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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