【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の神戸高速神鉄線 (新開地駅～湊川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.6万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +1.0％( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 25.3年から -27.7 ％減)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 61.6 坪から -58.3 ％減)。平均建物面積は 26.6 坪 (昨年 158.1 坪から -83.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新開地駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新開地駅で昨年に比べ +50.1 ％、坪単価は 140 万円/坪となった。
上位 1 駅(新開地駅)は +50.1 ％(坪単価 +46.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(湊川駅)は -33.4 ％(坪単価 -28.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.3 年 → 2023年 18.3 年、-27.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 75.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.2 分 → 2023年 11.2 分、+35.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新開地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +50.1％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湊川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -33.4％( -28.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 神戸高速神鉄線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新開地駅 | 140万/坪 (22.0年/36.3坪) | 93.1万/坪 (24.0年/91.5坪) | 95.6万/坪 (53.2年/59.5坪) |
| 湊川駅 | 56.2万/坪 (14.5年/18.7坪) | 84.3万/坪 (26.5年/31.8坪) | 74.8万/坪 (31.0年/22.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新開地駅 139.7 万/坪(昨年同期比 +50.1 ％)
新開地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +50.1％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.0年(昨年 24.0年から -8.3 ％減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 91.5 坪から -60.3 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 282.8 坪から -87.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 6.5 分 → 2023年 5.5 分、-15.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
湊川駅 56.2 万/坪(昨年同期比 -33.4 ％)
湊川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -33.4％( -28.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 26.5年から -45.3 ％減)。平均土地面積は 18.7 坪 (昨年 31.8 坪から -41.3 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 33.3 坪から -36.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 26.5 年 → 2023年 14.5 年、-45.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 15.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示