この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の神戸新交通六甲ライナー (住吉駅～アイランドセンター駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +16.3％( +20.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -15.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 21.1年から -33.6 ％減)。平均土地面積は 30.4 坪 (昨年 37.9 坪から -19.9 ％減)。平均建物面積は 67.5 坪 (昨年 41.0 坪から +64.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。魚崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは魚崎駅で昨年に比べ +30.6 ％、坪単価は 143 万円/坪となった。
上位 1 駅(魚崎駅)は +30.6 ％(坪単価 +33.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(住吉駅)は +6.1 ％(坪単価 +9.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.1 年 → 2024年 14.0 年、-33.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.4 ％ → 2024年 40.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.3 ％ → 2024年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.9 分 → 2024年 9.6 分、+38.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 26.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +6.1％( +9.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -22.2％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった魚崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +30.6％( +33.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| 神戸新交通六甲ライナー | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 住吉駅 | 161万/坪 (15.7年/40.0坪) | 152万/坪 (20.3年/31.6坪) | 139万/坪 (19.7年/30.9坪) |
| 魚崎駅 | 143万/坪 (9.3年/21.9坪) | 109万/坪 (20.6年/42.4坪) | 129万/坪 (15.9年/37.1坪) |
| アイランド北口駅 | - | - | |
| アイランドセンター駅 | - | 115万/坪 (31.3年/54.5坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
魚崎駅 142.9 万/坪(昨年同期比 +30.6 ％)
魚崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +30.6％( +33.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 20.6年から -55.0 ％減)。平均土地面積は 21.9 坪 (昨年 42.4 坪から -48.2 ％減)。平均建物面積は 28.5 坪 (昨年 52.4 坪から -45.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.6 年 → 2024年 9.3 年、-55.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 8.6 分 → 2024年 10.1 分、+18.3 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 12.5 ％)
住吉駅 160.8 万/坪(昨年同期比 +6.1 ％)
住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +6.1％( +9.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -22.2％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 20.3年から -22.6 ％減)。平均土地面積は 40.0 坪 (昨年 31.6 坪から +26.5 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 27.6 坪から +58.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.3 年 → 2024年 15.7 年、-22.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 57.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.8 分 → 2024年 7.3 分、+54.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示