この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の神戸新交通六甲ライナー (住吉駅～アイランドセンター駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +5.7％( +8.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 9.0年から +67.6 ％増)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 31.8 坪から +52.4 ％増)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 46.5 坪から -7.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。住吉駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは住吉駅で昨年に比べ +8.3 ％、坪単価は 149 万円/坪となった。
上位 1 駅(住吉駅)は +8.3 ％(坪単価 +11.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(魚崎駅)は -1.7 ％(坪単価 -2.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 9.0 年 → 2020年 15.1 年、+67.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった魚崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -1.7％( -2.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +8.3％( +11.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 神戸新交通六甲ライナー | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 住吉駅 | 149万/坪 (19.5年/21.9坪) | 137万/坪 (11.6年/37.8坪) | 101万/坪 (32.3年/51.4坪) |
| 魚崎駅 | 152万/坪 (6.3年/101坪) | 154万/坪 (1.3年/13.6坪) | 57.2万/坪 (38.3年/62.0坪) |
| アイランド北口駅 | - | - | - |
| アイランドセンター駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
住吉駅 148.6 万/坪(昨年同期比 +8.3 ％)
住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +8.3％( +11.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 11.6年から +68.4 ％増)。平均土地面積は 21.9 坪 (昨年 37.8 坪から -42.0 ％減)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 57.5 坪から -51.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.7 分 → 2020年 4.8 分、-38.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 75.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.6 年 → 2020年 19.5 年、+68.4 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 25.0 ％)
魚崎駅 151.6 万/坪(昨年同期比 -1.7 ％)
魚崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -1.7％( -2.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 1.3年から +399.7 ％増)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 13.6 坪から +644.4 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 13.6 坪から +433.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 1.3 年 → 2020年 6.3 年、+399.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.0 分 → 2020年 9.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示