【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の智頭急行智頭線 (上郡駅～石井駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -29.1％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(１年前(2020年)に比べて -10.3％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 34.0年から +13.1 ％増)。平均土地面積は 168.2 坪 (昨年 140.4 坪から +19.8 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 56.7 坪から -17.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。上郡駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは久崎駅で昨年に比べ -88.3 ％、坪単価は 5.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(上郡駅)は -9.5 ％(坪単価 -1.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(久崎駅)は -88.3 ％(坪単価 -38.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 65.2 ％ → 2021年 45.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 34.0 年 → 2021年 38.5 年、+13.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 ％ → 2021年 45.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.9 ％ → 2021年 4.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上郡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -9.5％( -1.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 20 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -88.3％( -38.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 智頭急行智頭線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上郡駅 | 15.9万/坪 (36.8年/185坪) | 17.5万/坪 (36.6年/148坪) | 25.8万/坪 (33.1年/180坪) |
| 苔縄駅 | - | - | - |
| 河野原円心駅 | - | - | - |
| 久崎駅 | 5.0万/坪 (23.8年/58.2坪) | 5.1万/坪 (37.5年/127坪) | |
| 佐用駅 | 7.8万/坪 (48.5年/163坪) | 21.0万/坪 (30.1年/107坪) | 6.0万/坪 (42.7年/133坪) |
| 平福駅 | - | 11.3万/坪 (0年/200坪) | 7.8万/坪 (48.8年/147坪) |
| 石井駅 | 4.5万/坪 (63.5年/69.6坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上郡駅 15.9 万/坪(昨年同期比 -9.5 ％)
上郡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -9.5％( -1.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 20 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.8年(昨年 36.6年から +0.6 ％増)。平均土地面積は 184.9 坪 (昨年 147.7 坪から +25.1 ％増)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 44.5 坪から +5.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 58.4 分 → 2021年 51.6 分、-11.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 58.8 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 ％ → 2021年 38.9 ％)
久崎駅 5.0 万/坪(昨年同期比 -88.3 ％)
久崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -88.3％( -38.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.8年(昨年 20.0年から +18.7 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 302.5 坪から -83.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.0 分 → 2021年 5.5 分、-21.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 20.0 年 → 2021年 23.8 年、+18.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示