【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR唐津線 (久保田駅～西唐津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -38.7％( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(１年前(2020年)に比べて -15.6％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.4年(昨年 34.3年から -5.3 ％減)。平均土地面積は 103.2 坪 (昨年 81.9 坪から +26.1 ％増)。平均建物面積は 36.5 坪 (昨年 36.1 坪から +1.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。山本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは相知駅で昨年に比べ +297.4 ％、坪単価は 11.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(相知駅)は +297.4 ％(坪単価 +8.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西唐津駅)は -59.5 ％(坪単価 -31.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.9 ％ → 2021年 36.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 19.4 分 → 2021年 29.7 分、+52.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 52.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.6 ％ → 2021年 7.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -20.6％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相知駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +297.4％( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR唐津線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 久保田駅 | - | - | - |
| 小城駅 | 32.8万/坪 (34.4年/139坪) | 41.4万/坪 (30.0年/117坪) | 11.0万/坪 (56.5年/49.9坪) |
| 東多久駅 | - | - | - |
| 中多久駅 | - | 21.1万/坪 (31.9年/59.5坪) | - |
| 多久駅 | 33.1万/坪 (32.5年/233坪) | - | - |
| 厳木駅 | - | - | 3.4万/坪 (27.5年/293坪) |
| 岩屋駅 | - | - | - |
| 相知駅 | 11.0万/坪 (45.5年/72.6坪) | 2.8万/坪 (51.5年/166坪) | 5.2万/坪 (50.5年/163坪) |
| 本牟田部駅 | - | - | - |
| 山本駅 | 31.3万/坪 (29.0年/156坪) | 20.0万/坪 (48.5年/110坪) | 36.1万/坪 (35.5年/136坪) |
| 鬼塚駅 | - | 84.1万/坪 (0.5年/60.5坪) | 62.7万/坪 (19.8年/62.0坪) |
| 唐津駅 | 20.6万/坪 (43.9年/50.4坪) | 42.1万/坪 (37.1年/75.5坪) | 19.6万/坪 (41.0年/153坪) |
| 西唐津駅 | 21.4万/坪 (25.0年/100坪) | 52.7万/坪 (32.5年/47.8坪) | 17.0万/坪 (33.2年/108坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
相知駅 11.0 万/坪(昨年同期比 +297.4 ％)
相知駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +297.4％( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.5年(昨年 51.5年から -11.7 ％減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 166.4 坪から -56.4 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 93.8 坪から -32.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 51.5 年 → 2021年 45.5 年、-11.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.0 分 → 2021年 1.0 分、-91.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
西唐津駅 21.4 万/坪(昨年同期比 -59.5 ％)
西唐津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -59.5％( -31.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.0年(昨年 32.5年から -23.1 ％減)。平均土地面積は 100.4 坪 (昨年 47.8 坪から +109.9 ％増)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 33.1 坪から -6.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 32.5 年 → 2021年 25.0 年、-23.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 24.2 分 → 2021年 59.8 分、+146.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示