【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR唐津線 (久保田駅~西唐津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +84.5%( +18.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2019年)に比べて +45.5%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 36.1年から -4.9 %減)。平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 133.0 坪から -38.5 %減)。平均建物面積は 36.1 坪 (昨年 70.0 坪から -48.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。鬼塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは小城駅で昨年に比べ +275.5 %、坪単価は 41.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(小城駅、西唐津駅)は +242.7 %(坪単価 +33.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(相知駅、山本駅)は -45.5 %(坪単価 -9.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 48.8 分 → 2020年 19.4 分、-60.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.8 % → 2020年 12.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.1 % → 2020年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鬼塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.1万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +34.2%( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相知駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -46.3%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR唐津線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
久保田駅 | - | - | 41.2万/坪 (20.9年/61.5坪) |
小城駅 | 41.4万/坪 (30.0年/117坪) | 11.0万/坪 (56.5年/49.9坪) | 63.8万/坪 (9.2年/134坪) |
東多久駅 | - | - | - |
中多久駅 | 21.1万/坪 (31.9年/59.5坪) | - | 40.6万/坪 (20.0年/65.0坪) |
多久駅 | - | - | 10.9万/坪 (45.5年/163坪) |
厳木駅 | - | 3.4万/坪 (27.5年/293坪) | - |
岩屋駅 | - | - | - |
相知駅 | 2.8万/坪 (51.5年/166坪) | 5.2万/坪 (50.5年/163坪) | - |
本牟田部駅 | - | - | - |
山本駅 | 20.0万/坪 (48.5年/110坪) | 36.1万/坪 (35.5年/136坪) | 36.6万/坪 (16.8年/105坪) |
鬼塚駅 | 84.1万/坪 (0.5年/60.5坪) | 62.7万/坪 (19.8年/62.0坪) | - |
唐津駅 | 42.1万/坪 (37.1年/75.5坪) | 19.6万/坪 (41.0年/153坪) | 26.8万/坪 (36.3年/87.1坪) |
西唐津駅 | 52.7万/坪 (32.5年/47.8坪) | 17.0万/坪 (33.2年/108坪) | 10.0万/坪 (30.5年/89.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小城駅 41.4 万/坪(昨年同期比 +275.5 %)
小城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.4万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +275.5%( +30.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +600.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 56.5年から -47.0 %減)。平均土地面積は 117.3 坪 (昨年 49.9 坪から +135.1 %増)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 22.7 坪から +77.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 56.5 年 → 2020年 30.0 年、-47.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.0 分 → 2020年 22.9 分、+471.4 %と大きく増加)
西唐津駅 52.7 万/坪(昨年同期比 +209.9 %)
西唐津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.7万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +209.9%( +35.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 33.2年から -2.0 %減)。平均土地面積は 47.8 坪 (昨年 107.6 坪から -55.6 %減)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 54.5 坪から -39.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 62.0 分 → 2020年 24.2 分、-60.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 25.0 %)
相知駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -46.3 %)
相知駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -46.3%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 51.5年(昨年 50.5年から +2.0 %増)。平均土地面積は 166.4 坪 (昨年 163.4 坪から +1.9 %増)。平均建物面積は 93.8 坪 (昨年 48.4 坪から +93.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.0 分 → 2020年 12.0 分、+20.0 %と大きく増加)
山本駅 20.0 万/坪(昨年同期比 -44.7 %)
山本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.0万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -44.7%( -16.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 48.5年(昨年 35.5年から +36.6 %増)。平均土地面積は 110.4 坪 (昨年 136.1 坪から -18.9 %減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 49.9 坪から -29.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 60.0 分 → 2020年 36.7 分、-38.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 35.5 年 → 2020年 48.5 年、+36.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示