【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の松浦鉄道 (有田駅~浦ノ崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -28.3%( -11.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 42 件(1年前(2020年)に比べて +13.5%( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 20.1年から +52.9 %増)。平均土地面積は 98.8 坪 (昨年 105.8 坪から -6.6 %減)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 47.0 坪から -5.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。黒川駅、川東駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは黒川駅で昨年に比べ +37.1 %、坪単価は 50.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(黒川駅、川東駅)は +29.5 %(坪単価 +9.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大木駅、三代橋駅)は -74.9 %(坪単価 -29.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.1 年 → 2021年 30.7 年、+52.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.1 % → 2021年 46.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黒川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.6万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.1%( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -92.9%( -38.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
松浦鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
有田駅 | 28.4万/坪 (34.0年/52.2坪) | 37.9万/坪 (24.0年/108坪) | 18.3万/坪 (34.8年/102坪) |
三代橋駅 | 15.5万/坪 (28.3年/254坪) | 35.9万/坪 (15.3年/258坪) | - |
黒川駅 | 50.6万/坪 (48.3年/60.5坪) | 36.9万/坪 (20.0年/79.7坪) | 13.9万/坪 (46.3年/260坪) |
蔵宿駅 | - | - | - |
西有田駅 | - | - | 58.3万/坪 (22.3年/52.9坪) |
大木駅 | 3.0万/坪 (50.0年/99.8坪) | 41.8万/坪 (27.0年/154坪) | - |
山谷駅 | - | - | - |
夫婦石駅 | 15.7万/坪 (32.4年/163坪) | - | - |
金武駅 | - | - | 22.1万/坪 (30.4年/104坪) |
川東駅 | 28.4万/坪 (40.8年/81.7坪) | 23.3万/坪 (22.3年/121坪) | 31.6万/坪 (33.0年/342坪) |
伊万里駅 | 35.4万/坪 (27.4年/95.2坪) | 51.1万/坪 (16.2年/70.3坪) | 35.2万/坪 (35.9年/135坪) |
東山代駅 | 40.1万/坪 (16.9年/107坪) | - | 124万/坪 (40.5年/142坪) |
里駅 | 7.1万/坪 (46.8年/45.4坪) | - | - |
楠久駅 | 6.2万/坪 (60.3年/31.8坪) | 14.0万/坪 (38.4年/54.5坪) | - |
鳴石駅 | - | - | - |
久原駅 | 9.0万/坪 (0年/93.8坪) | - | - |
波瀬駅 | - | - | - |
浦ノ崎駅 | - | - | 22.0万/坪 (9.8年/60.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
黒川駅 50.6 万/坪(昨年同期比 +37.1 %)
黒川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.6万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.1%( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.3年(昨年 20.0年から +141.2 %増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 79.7 坪から -24.1 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 37.3 坪から -31.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.0 年 → 2021年 48.3 年、+141.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.7 分 → 2021年 21.0 分、+65.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
川東駅 28.4 万/坪(昨年同期比 +21.9 %)
川東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +21.9%( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.8年(昨年 22.3年から +83.1 %増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 121.0 坪から -32.5 %減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 40.8 坪から -27.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.3 年 → 2021年 40.8 年、+83.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 5.0 分、+25.0 %と大きく増加)
大木駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -92.9 %)
大木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -92.9%( -38.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 27.0年から +85.2 %増)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 153.8 坪から -35.1 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 43.1 坪から +1.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.7 分 → 2021年 5.0 分、-34.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 27.0 年 → 2021年 50.0 年、+85.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
三代橋駅 15.5 万/坪(昨年同期比 -56.8 %)
三代橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -56.8%( -20.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 15.3年から +85.2 %増)。平均土地面積は 254.1 坪 (昨年 257.9 坪から -1.5 %減)。平均建物面積は 86.7 坪 (昨年 99.4 坪から -12.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.3 年 → 2021年 28.3 年、+85.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.0 分 → 2021年 21.3 分、+52.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示