【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR琵琶湖線 (山科駅~京都駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +52.5%( +36.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -6.2%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 32.3年から -24.5 %減)。平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 26.0 坪から +101.3 %増)。平均建物面積は 49.8 坪 (昨年 29.2 坪から +70.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。山科駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +126.0 %、坪単価は 146 万円/坪となった。
上位 1 駅(京都駅)は +126.0 %(坪単価 +81.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山科駅)は +28.5 %(坪単価 +20.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.3 年 → 2022年 24.4 年、-24.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.9 分 → 2022年 11.5 分、-10.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 46.2 % → 2022年 33.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 % → 2022年 22.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 % → 2022年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 % → 2022年 11.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +126.0%( +81.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.3万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +28.5%( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
JR琵琶湖線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
山科駅 | 92.3万/坪 (22.1年/66.1坪) | 71.8万/坪 (29.5年/30.9坪) | 127万/坪 (17.9年/66.2坪) |
京都駅 | 146万/坪 (42.3年/14.4坪) | 64.6万/坪 (47.8年/15.1坪) | 107万/坪 (0年/12.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 145.9 万/坪(昨年同期比 +126.0 %)
京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +126.0%( +81.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 47.8年から -11.5 %減)。平均土地面積は 14.4 坪 (昨年 15.1 坪から -5.0 %減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 22.7 坪から -20.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 47.8 年 → 2022年 42.3 年、-11.5 %と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.8 分 → 2022年 13.8 分、+41.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
山科駅 92.3 万/坪(昨年同期比 +28.5 %)
山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.3万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +28.5%( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.1年(昨年 29.5年から -24.8 %減)。平均土地面積は 66.1 坪 (昨年 30.9 坪から +113.8 %増)。平均建物面積は 61.3 坪 (昨年 31.6 坪から +93.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.5 年 → 2022年 22.1 年、-24.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.0 分 → 2022年 10.6 分、-24.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.5 % → 2022年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 % → 2022年 12.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 27.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示