【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR琵琶湖線 (山科駅~京都駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +100.3%( +67.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 45.0年から -44.8 %減)。平均土地面積は 31.6 坪 (昨年 22.4 坪から +40.7 %増)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 26.0 坪から -3.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。京都駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山科駅で昨年に比べ +145.7 %、坪単価は 124 万円/坪となった。
上位 1 駅(山科駅)は +145.7 %(坪単価 +73.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(京都駅)は +44.2 %(坪単価 +44.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 45.0 年 → 2020年 24.9 年、-44.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 10.8 分 → 2020年 8.2 分、-23.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 37.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 83.3 % → 2020年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +44.2%( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +145.7%( +73.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
JR琵琶湖線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
山科駅 | 124万/坪 (14.5年/37.1坪) | 50.5万/坪 (44.3年/21.9坪) | 116万/坪 (27.6年/54.8坪) |
京都駅 | 145万/坪 (45.5年/26.1坪) | 101万/坪 (46.5年/23.4坪) | 697万/坪 (51.0年/19.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山科駅 124.1 万/坪(昨年同期比 +145.7 %)
山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +145.7%( +73.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.5年(昨年 44.3年から -67.2 %減)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 21.9 坪から +69.0 %増)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 23.4 坪から +21.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 44.3 年 → 2020年 14.5 年、-67.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 9.8 分、-25.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)
京都駅 145.3 万/坪(昨年同期比 +44.2 %)
京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +44.2%( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.5年(昨年 46.5年から -2.1 %減)。平均土地面積は 26.1 坪 (昨年 23.4 坪から +11.3 %増)。平均建物面積は 21.6 坪 (昨年 31.0 坪から -30.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示