【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR片町線 (木津駅~松井山手駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.4万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -5.2%( -4.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 35 件(1年前(2021年)に比べて -44.4%( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 13.1年から +44.7 %増)。平均土地面積は 63.2 坪 (昨年 60.9 坪から +3.9 %増)。平均建物面積は 39.4 坪 (昨年 38.8 坪から +1.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。木津駅、大住駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは下狛駅で昨年に比べ -64.3 %、坪単価は 46.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(JR三山木駅)は +4.5 %(坪単価 +4.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(下狛駅)は -64.3 %(坪単価 -83.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.8 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.1 年 → 2022年 19.0 年、+44.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 15.9 分 → 2022年 18.5 分、+16.9 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 43.4 % → 2022年 13.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.3 % → 2022年 16.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったJR三山木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +4.5%( +4.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +22.2%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下狛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -64.3%( -83.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR片町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
木津駅 | 66.3万/坪 (22.6年/78.7坪) | 75.6万/坪 (8.5年/58.4坪) | 109万/坪 (3.1年/61.4坪) |
西木津駅 | 45.0万/坪 (30.3年/61.3坪) | - | - |
祝園駅 | - | - | - |
下狛駅 | 46.3万/坪 (17.3年/37.8坪) | 130万/坪 (-0.08年/33.8坪) | 43.0万/坪 (26.3年/40.8坪) |
JR三山木駅 | 105万/坪 (5.4年/55.1坪) | 100万/坪 (2.9年/53.1坪) | 119万/坪 (11.6年/44.1坪) |
同志社前駅 | 62.4万/坪 (39.3年/28.7坪) | - | - |
京田辺駅 | - | 74.6万/坪 (26.6年/47.9坪) | - |
大住駅 | 65.1万/坪 (33.3年/62.8坪) | 75.0万/坪 (30.1年/98.5坪) | 75.6万/坪 (30.3年/54.5坪) |
松井山手駅 | 104万/坪 (24.8年/57.9坪) | 102万/坪 (16.9年/51.8坪) | 106万/坪 (15.7年/50.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
JR三山木駅 104.6 万/坪(昨年同期比 +4.5 %)
JR三山木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +4.5%( +4.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +22.2%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.4年(昨年 2.9年から +86.4 %増)。平均土地面積は 55.1 坪 (昨年 53.1 坪から +3.8 %増)。平均建物面積は 36.2 坪 (昨年 34.6 坪から +4.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 2.9 年 → 2022年 5.4 年、+86.4 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 44.4 %)
下狛駅 46.3 万/坪(昨年同期比 -64.3 %)
下狛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -64.3%( -83.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 -0.1年から -21339.3 %減)。平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 33.8 坪から +11.9 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 25.7 坪から +17.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 -0.1 年 → 2022年 17.3 年、-21339.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.3 分 → 2022年 8.0 分、+140.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示