【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR片町線 (木津駅～松井山手駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +7.6％( +7.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2019年)に比べて +59.4％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.9年(昨年 9.3年から -47.3 ％減)。平均土地面積は 49.0 坪 (昨年 72.6 坪から -32.5 ％減)。平均建物面積は 34.2 坪 (昨年 48.0 坪から -28.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。JR三山木駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは京田辺駅で昨年に比べ +115.5 ％、坪単価は 135 万円/坪となった。
上位 1 駅(京田辺駅)は +115.5 ％(坪単価 +72.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大住駅)は -29.0 ％(坪単価 -25.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 9.3 年 → 2020年 4.9 年、-47.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 37.9 ％ → 2020年 48.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 17.2 ％ → 2020年 8.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.2 ％ → 2020年 3.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京田辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(41.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +115.5％( +72.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西木津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.9万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +2.8％( +1.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| JR片町線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 木津駅 | 102万/坪 (4.6年/52.0坪) | 104万/坪 (4.5年/53.1坪) | 89.9万/坪 (4.7年/62.0坪) |
| 西木津駅 | 61.9万/坪 (14.8年/37.3坪) | 60.2万/坪 (14.8年/39.3坪) | 63.5万/坪 (20.5年/45.4坪) |
| 祝園駅 | 107万/坪 (-0.50年/30.3坪) | - | - |
| 下狛駅 | 46.3万/坪 (24.0年/31.8坪) | - | 84.7万/坪 (0.5年/454坪) |
| JR三山木駅 | 113万/坪 (0.6年/49.7坪) | 98.0万/坪 (6.3年/158坪) | 121万/坪 (0.00年/50.7坪) |
| 同志社前駅 | - | - | - |
| 京田辺駅 | 135万/坪 (-0.50年/30.3坪) | 62.8万/坪 (20.5年/36.3坪) | 109万/坪 (-0.50年/34.8坪) |
| 大住駅 | 63.1万/坪 (26.5年/52.9坪) | 88.9万/坪 (18.3年/35.9坪) | 64.0万/坪 (19.5年/54.5坪) |
| 松井山手駅 | - | 96.3万/坪 (18.0年/59.0坪) | 98.8万/坪 (23.0年/56.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京田辺駅 135.4 万/坪(昨年同期比 +115.5 ％)
京田辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(41.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +115.5％( +72.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は -0.5年(昨年 20.5年から -102.4 ％減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 36.3 坪から -16.7 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 30.3 坪から +5.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 20.5 年 → 2020年 -0.5 年、-102.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 3.0 分、-76.9 ％と大きく減少)
大住駅 63.1 万/坪(昨年同期比 -29.0 ％)
大住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -29.0％( -25.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 18.3年から +45.2 ％増)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 35.9 坪から +47.4 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 28.7 坪から +15.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 10.0 分 → 2020年 6.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 18.3 年 → 2020年 26.5 年、+45.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示