【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期の京阪京津線 (御陵駅～四宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -0.5％( -0.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 84 件(１年前(2022年)に比べて -8.7％( -8件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 28.3年から +22.8 ％増)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 34.6 坪から +40.1 ％増)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 34.6 坪から +4.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。四宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは四宮駅で昨年に比べ +33.7 ％、坪単価は 57.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(四宮駅)は +33.7 ％(坪単価 +14.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御陵駅)は +0.6 ％(坪単価 +0.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.3 ％ → 2023年 4.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.3 年 → 2023年 34.8 年、+22.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.8 ％ → 2023年 32.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 45.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +0.6％( +0.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 45 件(１年前(2022年)に比べて -23.7％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +33.7％( +14.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2022年)に比べて +29.2％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京阪京津線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 御陵駅 | 79.3万/坪 (30.7年/52.3坪) | 78.9万/坪 (25.2年/40.4坪) | 69.5万/坪 (27.2年/33.5坪) |
| 京阪山科駅 | - | - | - |
| 四宮駅 | 57.1万/坪 (38.3年/44.4坪) | 42.7万/坪 (33.0年/25.0坪) | 58.3万/坪 (36.7年/29.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四宮駅 57.1 万/坪(昨年同期比 +33.7 ％)
四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +33.7％( +14.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2022年)に比べて +29.2％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.3年(昨年 33.0年から +16.1 ％増)。平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 25.0 坪から +78.1 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 25.1 坪から +50.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.6 分 → 2023年 11.9 分、-23.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 25.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.3 ％ → 2023年 9.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 33.0 年 → 2023年 38.3 年、+16.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 52.4 ％ → 2023年 56.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 30.0 ％)
御陵駅 79.3 万/坪(昨年同期比 +0.6 ％)
御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +0.6％( +0.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 45 件(１年前(2022年)に比べて -23.7％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 25.2年から +21.7 ％増)。平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 40.4 坪から +29.6 ％増)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 40.1 坪から -8.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 32.1 ％ → 2023年 29.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.2 年 → 2023年 30.7 年、+21.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 10.5 分 → 2023年 12.2 分、+17.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.8 ％ → 2023年 41.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 23.7 ％ → 2023年 13.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示