【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の京阪京津線 (御陵駅～四宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.1万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -6.4％( -4.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて +26.3％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 27.9年から +3.5 ％増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 36.6 坪から +28.0 ％増)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 29.1 坪から +83.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。御陵駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは御陵駅で昨年に比べ +5.8 ％、坪単価は 85.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(御陵駅)は +5.8 ％(坪単価 +4.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(四宮駅)は -38.6 ％(坪単価 -25.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.3 ％ → 2022年 27.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 ％ → 2022年 8.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 ％ → 2022年 38.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.6 ％ → 2022年 16.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.6万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.8％( +4.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +77.8％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -38.6％( -25.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 京阪京津線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 御陵駅 | 85.6万/坪 (26.6年/59.8坪) | 80.9万/坪 (22.0年/29.7坪) | 82.5万/坪 (20.0年/29.5坪) |
| 京阪山科駅 | - | - | - |
| 四宮駅 | 40.2万/坪 (30.5年/20.6坪) | 65.4万/坪 (34.3年/38.6坪) | 49.9万/坪 (34.5年/40.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
御陵駅 85.6 万/坪(昨年同期比 +5.8 ％)
御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.6万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.8％( +4.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +77.8％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 22.0年から +20.8 ％増)。平均土地面積は 59.8 坪 (昨年 29.7 坪から +101.2 ％増)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 26.9 坪から +153.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 10.9 分 → 2022年 9.4 分、-13.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.0 年 → 2022年 26.6 年、+20.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 41.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.5 ％ → 2022年 25.0 ％)
四宮駅 40.2 万/坪(昨年同期比 -38.6 ％)
四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -38.6％( -25.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 34.3年から -11.0 ％減)。平均土地面積は 20.6 坪 (昨年 38.6 坪から -46.7 ％減)。平均建物面積は 23.6 坪 (昨年 30.3 坪から -22.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 34.3 年 → 2022年 30.5 年、-11.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 40.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.6 分 → 2022年 16.6 分、+56.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示