【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR参宮線 (多気駅~鳥羽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +16.9%( +6.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2020年)に比べて -17.9%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 27.3年から +24.6 %増)。平均土地面積は 88.0 坪 (昨年 84.4 坪から +4.2 %増)。平均建物面積は 43.8 坪 (昨年 46.6 坪から -6.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 2 駅(二見浦駅、鳥羽駅)は +553.4 %(坪単価 +83.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宮川駅、山田上口駅)は -80.4 %(坪単価 -44.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.3 % → 2021年 9.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.6 % → 2021年 4.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 27.3 年 → 2021年 34.0 年、+24.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.4 % → 2021年 45.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 34.8 % → 2021年 36.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった二見浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +818.8%( +147.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山田上口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -78.0%( -23.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR参宮線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
多気駅 | - | - | - |
外城田駅 | 57.5万/坪 (6.8年/51.4坪) | - | - |
田丸駅 | 85.3万/坪 (33.2年/116坪) | 26.9万/坪 (31.0年/80.9坪) | 38.0万/坪 (14.8年/90.8坪) |
宮川駅 | 13.7万/坪 (44.5年/125坪) | 78.9万/坪 (21.5年/59.4坪) | 21.8万/坪 (30.4年/60.5坪) |
山田上口駅 | 6.5万/坪 (51.3年/69.6坪) | 29.7万/坪 (33.4年/151坪) | 33.2万/坪 (35.3年/70.7坪) |
伊勢市駅 | 14.9万/坪 (37.0年/54.8坪) | 32.8万/坪 (27.6年/69.8坪) | 39.4万/坪 (26.5年/113坪) |
五十鈴ケ丘駅 | 47.1万/坪 (33.3年/116坪) | 75.9万/坪 (6.8年/63.5坪) | - |
二見浦駅 | 18.0万/坪 (33.1年/59.5坪) | 61.4万/坪 (8.3年/62.0坪) | |
松下駅 | - | - | - |
鳥羽駅 | 25.6万/坪 (15.3年/36.3坪) | 6.6万/坪 (0年/18.2坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
二見浦駅 165.3 万/坪(昨年同期比 +818.8 %)
二見浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +818.8%( +147.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 33.1年から -16.1 %減)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 22.2 坪から +200.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 33.1 年 → 2021年 27.8 年、-16.1 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 21.3 分 → 2021年 18.0 分、-15.6 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 100.0 %)
鳥羽駅 25.6 万/坪(昨年同期比 +287.9 %)
鳥羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +287.9%( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 18.2 坪から +100.0 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 22.7 坪から +33.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 18.3 分、+266.7 %と大きく増加)
宮川駅 13.7 万/坪(昨年同期比 -82.7 %)
宮川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -82.7%( -65.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.5年(昨年 21.5年から +106.6 %増)。平均土地面積は 124.5 坪 (昨年 59.4 坪から +109.8 %増)。平均建物面積は 80.7 坪 (昨年 54.1 坪から +49.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.5 年 → 2021年 44.5 年、+106.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.8 分 → 2021年 17.3 分、+60.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 66.7 %)
山田上口駅 6.5 万/坪(昨年同期比 -78.0 %)
山田上口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -78.0%( -23.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.3年(昨年 33.4年から +53.7 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 151.0 坪から -53.9 %減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 80.8 坪から -57.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 33.4 年 → 2021年 51.3 年、+53.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示