【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR参宮線 (多気駅～鳥羽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -46.6％( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(１年前(2020年)に比べて +52.6％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 25.9年から +18.1 ％増)。平均土地面積は 68.5 坪 (昨年 97.1 坪から -29.5 ％減)。平均建物面積は 56.5 坪 (昨年 42.1 坪から +34.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。田丸駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは田丸駅で昨年に比べ +11.7 ％、坪単価は 22.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(田丸駅)は +11.7 ％(坪単価 +2.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(五十鈴ケ丘駅)は -51.9 ％(坪単価 -52.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 25.9 年 → 2021年 30.6 年、+18.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 37.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 14.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.2万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -32.0％( -28.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鳥羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.0万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -40.0％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR参宮線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 多気駅 | - | - | - |
| 外城田駅 | - | 38.7万/坪 (0年/255坪) | - |
| 田丸駅 | 22.5万/坪 (20.4年/109坪) | 20.1万/坪 (39.0年/116坪) | - |
| 宮川駅 | 61.2万/坪 (14.3年/56.9坪) | 90.1万/坪 (12.7年/70.9坪) | 72.3万/坪 (11.7年/94.5坪) |
| 山田上口駅 | 10.8万/坪 (40.0年/64.3坪) | - | 42.3万/坪 (29.2年/87.7坪) |
| 伊勢市駅 | 24.4万/坪 (40.4年/49.7坪) | 23.2万/坪 (39.3年/47.8坪) | 23.5万/坪 (47.0年/84.7坪) |
| 五十鈴ケ丘駅 | 49.0万/坪 (13.5年/63.5坪) | 102万/坪 (0年/66.6坪) | 13.5万/坪 (0年/81.7坪) |
| 二見浦駅 | 29.6万/坪 (38.0年/58.2坪) | - | 3.9万/坪 (53.5年/19.7坪) |
| 松下駅 | 11.8万/坪 (34.5年/69.6坪) | - | - |
| 鳥羽駅 | 2.0万/坪 (66.6年/33.3坪) | 3.3万/坪 (0年/45.4坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田丸駅 22.5 万/坪(昨年同期比 +11.7 ％)
田丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.5万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +11.7％( +2.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 39.0年から -47.8 ％減)。平均土地面積は 109.4 坪 (昨年 116.5 坪から -6.1 ％減)。平均建物面積は 98.7 坪 (昨年 34.8 坪から +183.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 39.0 年 → 2021年 20.4 年、-47.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.5 分 → 2021年 36.4 分、+120.8 ％と大きく増加)
五十鈴ケ丘駅 49.0 万/坪(昨年同期比 -51.9 ％)
五十鈴ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.0万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -51.9％( -52.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 66.6 坪から -4.5 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 39.3 坪から +3.8 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示