【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR参宮線 (多気駅～鳥羽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.0万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +62.0％( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2018年)に比べて -21.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 31.4年から -18.3 ％減)。平均土地面積は 84.8 坪 (昨年 136.8 坪から -38.0 ％減)。平均建物面積は 88.9 坪 (昨年 91.1 坪から -2.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。田丸駅、山田上口駅、伊勢市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊勢市駅で昨年に比べ +86.2 ％、坪単価は 39.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(伊勢市駅)は +86.2 ％(坪単価 +18.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(田丸駅)は +45.8 ％(坪単価 +11.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 31.4 年 → 2019年 25.6 年、-18.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 25.8 分 → 2019年 22.5 分、-12.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 80.0 ％ → 2019年 26.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 ％ → 2019年 20.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 21.1 ％ → 2019年 6.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった伊勢市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.4万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +86.2％( +18.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山田上口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.2万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +67.6％( +13.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR参宮線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 多気駅 | - | - | - |
| 外城田駅 | - | 8.7万/坪 (27.8年/333坪) | - |
| 田丸駅 | 38.0万/坪 (14.8年/90.8坪) | 26.1万/坪 (29.8年/130坪) | 17.4万/坪 (23.8年/43.9坪) |
| 宮川駅 | 21.8万/坪 (30.4年/60.5坪) | - | - |
| 山田上口駅 | 33.2万/坪 (35.3年/70.7坪) | 19.8万/坪 (31.8年/103坪) | 2.8万/坪 (0年/51.4坪) |
| 伊勢市駅 | 39.4万/坪 (26.5年/113坪) | 21.2万/坪 (35.6年/57.5坪) | 46.6万/坪 (19.5年/83.7坪) |
| 五十鈴ケ丘駅 | - | 32.2万/坪 (26.8年/408坪) | 7.7万/坪 (25.8年/303坪) |
| 二見浦駅 | 61.4万/坪 (8.3年/62.0坪) | - | 76.8万/坪 (0.8年/66.6坪) |
| 松下駅 | - | - | - |
| 鳥羽駅 | - | - | 11.8万/坪 (20.8年/34.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伊勢市駅 39.4 万/坪(昨年同期比 +86.2 ％)
伊勢市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.4万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +86.2％( +18.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 35.6年から -25.5 ％減)。平均土地面積は 113.4 坪 (昨年 57.5 坪から +97.4 ％増)。平均建物面積は 83.2 坪 (昨年 33.3 坪から +150.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 35.6 年 → 2019年 26.5 年、-25.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 33.9 分 → 2019年 26.5 分、-21.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 ％ → 2019年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 25.0 ％)
田丸駅 38.0 万/坪(昨年同期比 +45.8 ％)
田丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +45.8％( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.8年(昨年 29.8年から -50.4 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 130.1 坪から -30.2 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 56.0 坪から -43.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 29.8 年 → 2019年 14.8 年、-50.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 23.8 分 → 2019年 33.5 分、+41.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示