【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の近鉄鳥羽線 (宇治山田駅~鳥羽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.9万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -16.5%( -7.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +3.1%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.1年(昨年 27.4年から +38.9 %増)。平均土地面積は 60.7 坪 (昨年 80.9 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 37.4 坪から +17.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。五十鈴川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは五十鈴川駅で昨年に比べ +43.7 %、坪単価は 92.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(五十鈴川駅)は +43.7 %(坪単価 +28.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(池の浦駅)は -73.6 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 39.7 分 → 2021年 27.3 分、-31.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.4 % → 2021年 18.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.9 % → 2021年 23.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 27.4 年 → 2021年 38.1 年、+38.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 60.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 18.5 % → 2021年 10.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五十鈴川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.2万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +43.7%( +28.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった池の浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -73.6%( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
近鉄鳥羽線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
宇治山田駅 | 20.6万/坪 (39.0年/55.6坪) | 44.1万/坪 (26.4年/82.8坪) | 22.5万/坪 (31.3年/69.0坪) |
五十鈴川駅 | 92.2万/坪 (33.2年/83.6坪) | 64.2万/坪 (26.8年/105坪) | 85.3万/坪 (47.9年/80.2坪) |
朝熊駅 | 23.1万/坪 (49.0年/63.5坪) | - | - |
池の浦駅 | 5.5万/坪 (54.0年/66.6坪) | 20.9万/坪 (44.0年/48.4坪) | 30.2万/坪 (40.1年/81.7坪) |
鳥羽駅 | 18.0万/坪 (34.6年/46.6坪) | 18.4万/坪 (29.2年/51.4坪) | 1.2万/坪 (0年/28.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
五十鈴川駅 92.2 万/坪(昨年同期比 +43.7 %)
五十鈴川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.2万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +43.7%( +28.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 26.8年から +24.0 %増)。平均土地面積は 83.6 坪 (昨年 104.6 坪から -20.1 %減)。平均建物面積は 41.1 坪 (昨年 66.8 坪から -38.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.8 年 → 2021年 33.2 年、+24.0 %と大きく増加)
池の浦駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -73.6 %)
池の浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -73.6%( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 54.0年(昨年 44.0年から +22.7 %増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 48.4 坪から +37.5 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 28.7 坪から +26.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 44.0 年 → 2021年 54.0 年、+22.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 1.0 分 → 2021年 13.0 分、+1200.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示