
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の近鉄鳥羽線 (宇治山田駅~鳥羽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.0万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +5.5%( +2.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 38.5年から -28.7 %減)。平均土地面積は 80.9 坪 (昨年 70.6 坪から +14.7 %増)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 57.9 坪から -35.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宇治山田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鳥羽駅で昨年に比べ +1467.9 %、坪単価は 18.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(鳥羽駅)は +1467.9 %(坪単価 +17.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(池の浦駅)は -30.8 %(坪単価 -9.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 38.5 年 → 2020年 27.4 年、-28.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.0 % → 2020年 18.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 27.5 分 → 2020年 39.7 分、+44.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 9.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五十鈴川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.2万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -24.8%( -21.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鳥羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +1467.9%( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄鳥羽線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
宇治山田駅 | 44.1万/坪 (26.4年/82.8坪) | 22.5万/坪 (31.3年/69.0坪) | 24.7万/坪 (39.4年/86.5坪) |
五十鈴川駅 | 64.2万/坪 (26.8年/105坪) | 85.3万/坪 (47.9年/80.2坪) | 76.1万/坪 (41.9年/126坪) |
朝熊駅 | - | - | 9.2万/坪 (42.5年/46.9坪) |
池の浦駅 | 20.9万/坪 (44.0年/48.4坪) | 30.2万/坪 (40.1年/81.7坪) | - |
鳥羽駅 | 18.4万/坪 (29.2年/51.4坪) | 1.2万/坪 (0年/28.7坪) | 3.7万/坪 (0年/24.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鳥羽駅 18.4 万/坪(昨年同期比 +1467.9 %)
鳥羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +1467.9%( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 28.7 坪から +78.9 %増)。平均建物面積は 26.9 坪 (昨年 54.5 坪から -50.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.0 分 → 2020年 36.8 分、+360.0 %と大きく増加)
池の浦駅 20.9 万/坪(昨年同期比 -30.8 %)
池の浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.9万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -30.8%( -9.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 40.1年から +9.8 %増)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 81.7 坪から -40.7 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 31.3 坪から -8.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.7 分 → 2020年 1.0 分、-89.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示