【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の近鉄鈴鹿線 (伊勢若松駅~平田町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.8万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +34.4%( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2022年)に比べて +71.4%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 32.9年から -13.6 %減)。平均土地面積は 73.2 坪 (昨年 111.2 坪から -34.2 %減)。平均建物面積は 33.4 坪 (昨年 92.3 坪から -63.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。三日市駅、平田町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊勢若松駅で昨年に比べ +104.2 %、坪単価は 45.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(伊勢若松駅)は +104.2 %(坪単価 +23.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鈴鹿市駅)は +1.3 %(坪単価 +0.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 32.9 年 → 2023年 28.5 年、-13.6 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.3 % → 2023年 27.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 36.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.6 分 → 2023年 15.8 分、+25.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 27.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鈴鹿市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +1.3%( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +41.4%( +12.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
近鉄鈴鹿線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
伊勢若松駅 | 45.0万/坪 (16.3年/64.5坪) | 22.0万/坪 (24.7年/61.5坪) | 5.6万/坪 (23.0年/39.3坪) |
柳駅 | - | - | - |
鈴鹿市駅 | 52.0万/坪 (22.5年/52.7坪) | 51.3万/坪 (18.0年/299坪) | 87.6万/坪 (22.8年/65.7坪) |
三日市駅 | 41.3万/坪 (56.0年/49.9坪) | 29.2万/坪 (32.0年/37.8坪) | 82.6万/坪 (1.0年/56.0坪) |
平田町駅 | 46.6万/坪 (37.5年/99.8坪) | 35.5万/坪 (47.0年/89.5坪) | 38.0万/坪 (34.4年/65.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伊勢若松駅 45.0 万/坪(昨年同期比 +104.2 %)
伊勢若松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.0万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +104.2%( +23.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 24.7年から -33.8 %減)。平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 61.5 坪から +4.9 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 35.3 坪から -5.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 24.7 年 → 2023年 16.3 年、-33.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.3 分 → 2023年 9.8 分、-13.2 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 16.7 %)
鈴鹿市駅 52.0 万/坪(昨年同期比 +1.3 %)
鈴鹿市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +1.3%( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 18.0年から +25.0 %増)。平均土地面積は 52.7 坪 (昨年 298.7 坪から -82.3 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 238.0 坪から -87.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.7 分 → 2023年 10.0 分、-21.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 18.0 年 → 2023年 22.5 年、+25.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示