【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の三岐鉄道三岐線 (近鉄富田駅~西藤原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.8万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.9%( -8.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 92 件(1年前(2021年)に比べて +9.5%( +8件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 19.7年から +24.9 %増)。平均土地面積は 94.8 坪 (昨年 97.2 坪から -2.5 %減)。平均建物面積は 48.0 坪 (昨年 49.5 坪から -3.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。三里駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは西藤原駅で昨年に比べ -80.4 %、坪単価は 19.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(北勢中央公園口駅、梅戸井駅)は +400.9 %(坪単価 +55.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西藤原駅、伊勢治田駅)は -62.9 %(坪単価 -43.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.7 年 → 2022年 24.6 年、+24.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.0 % → 2022年 30.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.0 % → 2022年 26.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +117.2%( +57.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢治田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -45.4%( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
三岐鉄道三岐線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
近鉄富田駅 | 69.7万/坪 (24.2年/72.7坪) | 77.9万/坪 (15.2年/75.0坪) | 57.7万/坪 (22.0年/47.6坪) |
大矢知駅 | 66.1万/坪 (26.5年/110坪) | 85.0万/坪 (16.5年/70.9坪) | 99.7万/坪 (11.0年/62.7坪) |
平津駅 | 107万/坪 (30.6年/67.2坪) | 49.1万/坪 (20.8年/61.1坪) | 69.3万/坪 (0.5年/75.6坪) |
暁学園前駅 | 48.6万/坪 (27.3年/94.0坪) | 61.8万/坪 (22.4年/86.2坪) | 24.8万/坪 (35.6年/94.7坪) |
山城駅 | 58.2万/坪 (23.6年/97.4坪) | 78.7万/坪 (18.3年/79.5坪) | 62.1万/坪 (19.2年/116坪) |
保々駅 | 24.7万/坪 (35.7年/121坪) | 41.2万/坪 (20.8年/136坪) | 53.8万/坪 (18.4年/77.9坪) |
北勢中央公園口駅 | 96.2万/坪 (0.4年/69.6坪) | 12.8万/坪 (55.2年/159坪) | - |
梅戸井駅 | 45.9万/坪 (33.0年/103坪) | 18.5万/坪 (32.0年/254坪) | 24.3万/坪 (53.5年/424坪) |
大安駅 | 36.4万/坪 (17.8年/89.2坪) | 40.7万/坪 (14.8年/99.8坪) | 17.9万/坪 (35.1年/223坪) |
三里駅 | 73.2万/坪 (1.3年/61.3坪) | 76.0万/坪 (11.6年/115坪) | 52.3万/坪 (6.6年/61.8坪) |
丹生川駅 | 3.3万/坪 (0年/197坪) | - | - |
伊勢治田駅 | 5.8万/坪 (28.0年/81.7坪) | 10.7万/坪 (38.0年/178坪) | 12.6万/坪 (30.6年/66.6坪) |
東藤原駅 | - | 26.2万/坪 (55.3年/239坪) | - |
西野尻駅 | - | - | - |
西藤原駅 | 19.8万/坪 (0年/424坪) | 101万/坪 (0年/242坪) | 28.7万/坪 (24.8年/156坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北勢中央公園口駅 96.2 万/坪(昨年同期比 +653.6 %)
北勢中央公園口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.2万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +653.6%( +83.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.4年(昨年 55.2年から -99.3 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 158.8 坪から -56.2 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 41.6 坪から -9.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 55.2 年 → 2022年 0.4 年、-99.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.0 分 → 2022年 3.5 分、-65.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
梅戸井駅 45.9 万/坪(昨年同期比 +148.3 %)
梅戸井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.9万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +148.3%( +27.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 32.0年から +3.3 %増)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 253.6 坪から -59.4 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 164.5 坪から -84.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.2 分 → 2022年 42.0 分、+175.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 40.0 %)
西藤原駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -80.4 %)
西藤原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -80.4%( -81.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 242.0 坪から +75.0 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 45.4 坪から -43.3 %減)。
伊勢治田駅 5.8 万/坪(昨年同期比 -45.4 %)
伊勢治田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -45.4%( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 38.0年から -26.3 %減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 178.5 坪から -54.2 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 54.5 坪から -33.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 38.0 年 → 2022年 28.0 年、-26.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 16.0 分、+700.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示