【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の養老鉄道 (桑名駅～多度駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.3万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -13.1％( -9.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて -51.5％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 21.3年から +33.7 ％増)。平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 76.3 坪から +14.2 ％増)。平均建物面積は 39.9 坪 (昨年 39.5 坪から +1.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。多度駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは多度駅で昨年に比べ +7.6 ％、坪単価は 59.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(多度駅)は +7.6 ％(坪単価 +4.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(桑名駅)は +0.7 ％(坪単価 +0.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.0 分 → 2022年 17.8 分、-28.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.6 ％ → 2022年 7.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.3 年 → 2022年 28.5 年、+33.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.8 ％ → 2022年 26.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.9万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +0.7％( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -61.5％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった播磨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.1万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.9％( +1.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 養老鉄道 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桑名駅 | 77.9万/坪 (26.1年/64.7坪) | 77.3万/坪 (19.3年/77.3坪) | 63.9万/坪 (10.7年/57.6坪) |
| 播磨駅 | 41.1万/坪 (40.8年/110坪) | 39.6万/坪 (29.8年/50.4坪) | 81.4万/坪 (0.25年/66.6坪) |
| 下深谷駅 | 14.5万/坪 (38.3年/70.3坪) | - | - |
| 下野代駅 | - | - | - |
| 多度駅 | 59.5万/坪 (9.3年/81.7坪) | 55.3万/坪 (36.3年/110坪) | 45.9万/坪 (40.3年/56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
多度駅 59.5 万/坪(昨年同期比 +7.6 ％)
多度駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +7.6％( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 36.3年から -74.5 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 109.9 坪から -25.7 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 29.5 坪から +53.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 36.3 年 → 2022年 9.3 年、-74.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.3 分 → 2022年 20.0 分、+39.5 ％と大きく増加)
桑名駅 77.9 万/坪(昨年同期比 +0.7 ％)
桑名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.9万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +0.7％( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -61.5％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 19.3年から +35.0 ％増)。平均土地面積は 64.7 坪 (昨年 77.3 坪から -16.2 ％減)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 41.0 坪から -20.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 29.0 分 → 2022年 19.0 分、-34.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 47.8 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.3 年 → 2022年 26.1 年、+35.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.7 ％ → 2022年 30.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示