【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR日豊本線 (財部駅~鹿児島中央駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -9.9%( -2.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 555 件(1年前(2021年)に比べて -6.7%( -40件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 109.9 坪 (昨年 112.4 坪から -2.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。財部駅、加治木駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは霧島神宮駅で昨年に比べ +121.4 %、坪単価は 2.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(霧島神宮駅、加治木駅)は +77.6 %(坪単価 +1.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(重富駅、姶良駅)は -29.2 %(坪単価 -2.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.7 % → 2022年 4.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿児島中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.4万円/坪(14.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -1.3%( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 133 件(1年前(2021年)に比べて -15.3%( -24件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった財部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +31.8%( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2021年)に比べて +175.0%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR日豊本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
財部駅 | 2.5万/坪 (130坪) | 1.9万/坪 (170坪) | 2.1万/坪 (154坪) |
北俣駅 | - | - | - |
大隅大川原駅 | - | - | - |
北永野田駅 | - | 0.5万/坪 (151坪) | - |
霧島神宮駅 | 2.5万/坪 (159坪) | 1.1万/坪 (140坪) | 1.3万/坪 (169坪) |
国分駅 | 5.2万/坪 (148坪) | 5.1万/坪 (164坪) | 7.3万/坪 (128坪) |
隼人駅 | 7.6万/坪 (112坪) | 8.4万/坪 (144坪) | 7.0万/坪 (130坪) |
加治木駅 | 8.6万/坪 (112坪) | 6.5万/坪 (131坪) | 9.8万/坪 (98.4坪) |
錦江駅 | 6.1万/坪 (133坪) | 6.0万/坪 (158坪) | 5.8万/坪 (87.5坪) |
帖佐駅 | 7.9万/坪 (113坪) | 7.8万/坪 (111坪) | 8.3万/坪 (110坪) |
姶良駅 | 7.1万/坪 (139坪) | 8.9万/坪 (94.7坪) | 9.1万/坪 (105坪) |
重富駅 | 4.7万/坪 (153坪) | 7.4万/坪 (108坪) | 7.1万/坪 (119坪) |
竜ケ水駅 | - | - | 4.2万/坪 (99.8坪) |
鹿児島駅 | 19.3万/坪 (92.6坪) | 20.6万/坪 (96.1坪) | 16.4万/坪 (90.9坪) |
鹿児島中央駅 | 48.4万/坪 (63.2坪) | 49.0万/坪 (65.2坪) | 47.2万/坪 (72.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
霧島神宮駅 2.5 万/坪(昨年同期比 +121.4 %)
霧島神宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +121.4%( +1.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +233.3%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 159.1 坪 (昨年 140.2 坪から +13.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 25.3 分 → 2022年 39.3 分、+55.1 %と大きく増加)
加治木駅 8.6 万/坪(昨年同期比 +33.8 %)
加治木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +33.8%( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(1年前(2021年)に比べて +83.3%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 112.4 坪 (昨年 131.0 坪から -14.2 %減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 9.1 %)
重富駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -37.4 %)
重富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -37.4%( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2021年)に比べて +128.6%( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 152.7 坪 (昨年 107.7 坪から +41.8 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.1 分 → 2022年 28.9 分、+44.0 %と大きく増加)
姶良駅 7.1 万/坪(昨年同期比 -21.0 %)
姶良駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -21.0%( -1.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて +9.1%( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 94.7 坪から +47.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.0 分 → 2022年 14.2 分、-32.3 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示