この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年7月〜9月期の土佐くろしお鉄道阿佐線 (後免駅～奈半利駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -12.9％( -1.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2020年)に比べて +21.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 118.6 坪 (昨年 78.1 坪から +51.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。後免駅、夜須駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは奈半利駅で昨年に比べ +172.4 ％、坪単価は 5.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(奈半利駅、夜須駅)は +92.9 ％(坪単価 +2.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(田野駅、安芸駅)は -55.6 ％(坪単価 -3.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 29.0 分 → 2021年 25.1 分、-13.4 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.0 ％ → 2021年 3.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった後免町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +2.5％( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -60.9％( -2.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 土佐くろしお鉄道阿佐線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 後免駅 | 19.4万/坪 (182坪) | 17.4万/坪 (53.6坪) | 19.9万/坪 (115坪) |
| 後免町駅 | 25.2万/坪 (63.5坪) | 24.6万/坪 (52.9坪) | 23.2万/坪 (53.4坪) |
| 立田駅 | 10.7万/坪 (65.0坪) | - | - |
| のいち駅 | 15.1万/坪 (70.6坪) | 15.3万/坪 (134坪) | 15.0万/坪 (60.8坪) |
| よしかわ駅 | - | - | - |
| あかおか駅 | 3.0万/坪 (63.5坪) | - | - |
| 香我美駅 | 2.2万/坪 (133坪) | 3.4万/坪 (263坪) | - |
| 夜須駅 | 4.3万/坪 (227坪) | 3.8万/坪 (28.7坪) | - |
| 西分駅 | - | 7.8万/坪 (90.8坪) | - |
| 和食駅 | - | - | - |
| 赤野駅 | - | - | 4.3万/坪 (21.2坪) |
| 穴内駅 | - | - | - |
| 球場前駅 | 8.1万/坪 (27.2坪) | - | - |
| あき総合病院前駅 | - | - | - |
| 安芸駅 | 5.1万/坪 (237坪) | 10.3万/坪 (24.2坪) | 2.6万/坪 (45.4坪) |
| 伊尾木駅 | - | - | - |
| 下山駅 | - | - | - |
| 唐浜駅 | - | - | - |
| 安田駅 | - | - | - |
| 田野駅 | 1.3万/坪 (157坪) | 3.2万/坪 (62.0坪) | 3.3万/坪 (66.6坪) |
| 奈半利駅 | 5.4万/坪 (94.2坪) | 2.0万/坪 (30.3坪) | 1.8万/坪 (150坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
奈半利駅 5.4 万/坪(昨年同期比 +172.4 ％)
奈半利駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +172.4％( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 94.2 坪 (昨年 30.3 坪から +211.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 120.0 分 → 2021年 43.5 分、-63.7 ％と大きく減少)
夜須駅 4.3 万/坪(昨年同期比 +13.5 ％)
夜須駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +13.5％( +0.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 226.9 坪 (昨年 28.7 坪から +689.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 25.0 分、+1150.0 ％と大きく増加)
田野駅 1.3 万/坪(昨年同期比 -60.9 ％)
田野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -60.9％( -2.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 62.0 坪から +153.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 22.5 分 → 2021年 74.0 分、+228.9 ％と大きく増加)
安芸駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -50.4 ％)
安芸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -50.4％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 237.5 坪 (昨年 24.2 坪から +881.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.0 分 → 2021年 20.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示