【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期のJR身延線 (富士駅～稲子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.6万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +14.3％( +2.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 111 件(１年前(2021年)に比べて +15.6％( +15件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 104.5 坪 (昨年 120.9 坪から -13.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。富士根駅、富士宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは入山瀬駅で昨年に比べ +333.3 ％、坪単価は 14.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(入山瀬駅、富士宮駅)は +204.3 ％(坪単価 +8.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西富士宮駅、芝川駅)は -6.8 ％(坪単価 -1.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 37.1 分 → 2022年 29.1 分、-21.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.0 ％ → 2022年 3.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富士駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +13.7％( +2.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2021年)に比べて -8.7％( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった芝川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +5.7％( +0.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR身延線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富士駅 | 19.6万/坪 (106坪) | 17.2万/坪 (113坪) | 17.7万/坪 (129坪) |
| 柚木駅 | - | - | - |
| 竪堀駅 | - | - | 15.8万/坪 (124坪) |
| 入山瀬駅 | 14.3万/坪 (90.8坪) | 3.3万/坪 (424坪) | 7.7万/坪 (53.4坪) |
| 富士根駅 | 11.7万/坪 (104坪) | 7.2万/坪 (69.6坪) | 3.3万/坪 (75.6坪) |
| 源道寺駅 | 17.9万/坪 (59.4坪) | - | 14.7万/坪 (79.4坪) |
| 富士宮駅 | 13.2万/坪 (116坪) | 7.5万/坪 (139坪) | 10.7万/坪 (96.4坪) |
| 西富士宮駅 | 11.2万/坪 (59.9坪) | 13.9万/坪 (63.5坪) | 11.7万/坪 (110坪) |
| 沼久保駅 | - | - | - |
| 芝川駅 | 6.3万/坪 (154坪) | 6.0万/坪 (90.8坪) | 8.6万/坪 (69.6坪) |
| 稲子駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
入山瀬駅 14.3 万/坪(昨年同期比 +333.3 ％)
入山瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.3万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +333.3％( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 423.5 坪から -78.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 20.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
富士宮駅 13.2 万/坪(昨年同期比 +75.3 ％)
富士宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +75.3％( +5.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2021年)に比べて +42.9％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 116.4 坪 (昨年 138.9 坪から -16.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 45.1 分 → 2022年 31.1 分、-31.0 ％と大きく減少)
西富士宮駅 11.2 万/坪(昨年同期比 -19.3 ％)
西富士宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.2万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -19.3％( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 59.9 坪 (昨年 63.5 坪から -5.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.5 分 → 2022年 16.8 分、+76.3 ％と大きく増加)
芝川駅 6.3 万/坪(昨年同期比 +5.7 ％)
芝川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +5.7％( +0.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 90.8 坪から +70.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.5 分 → 2022年 11.0 分、-55.1 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示