【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期のJR伊東線 (熱海駅～伊東駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +58.1％( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(１年前(2022年)に比べて +13.0％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 106.4 坪 (昨年 114.0 坪から -6.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。熱海駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは網代駅で昨年に比べ +109.0 ％、坪単価は 12.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(網代駅)は +109.0 ％(坪単価 +6.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(伊豆多賀駅)は -37.2 ％(坪単価 -2.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 34.7 分 → 2023年 22.5 分、-35.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 2.2 ％ → 2023年 1.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +52.3％( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2022年)に比べて +42.1％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇佐美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -28.8％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
| JR伊東線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熱海駅 | 31.4万/坪 (103坪) | 20.6万/坪 (117坪) | 12.7万/坪 (130坪) |
| 来宮駅 | - | 3.0万/坪 (110坪) | 5.2万/坪 (265坪) |
| 伊豆多賀駅 | 4.9万/坪 (235坪) | 7.8万/坪 (195坪) | 10.1万/坪 (123坪) |
| 網代駅 | 12.9万/坪 (129坪) | 6.2万/坪 (122坪) | 5.8万/坪 (131坪) |
| 宇佐美駅 | 3.2万/坪 (85.7坪) | 4.5万/坪 (114坪) | 7.9万/坪 (99.8坪) |
| 伊東駅 | 14.9万/坪 (70.9坪) | 14.5万/坪 (74.6坪) | 17.7万/坪 (46.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
網代駅 12.9 万/坪(昨年同期比 +109.0 ％)
網代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.9万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +109.0％( +6.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 129.1 坪 (昨年 122.0 坪から +5.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.3 分 → 2023年 18.7 分、-26.1 ％と大きく減少)
伊豆多賀駅 4.9 万/坪(昨年同期比 -37.2 ％)
伊豆多賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -37.2％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 234.9 坪 (昨年 195.5 坪から +20.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.5 分 → 2023年 12.7 分、-41.1 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示