【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期のJR伊東線 (熱海駅～伊東駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -4.6％( -0.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 52 件(１年前(2020年)に比べて +2.0％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 112.3 坪 (昨年 112.8 坪から -0.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。網代駅、宇佐美駅、伊東駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは網代駅で昨年に比べ +94.7 ％、坪単価は 5.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(網代駅、宇佐美駅)は +75.1 ％(坪単価 +2.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(熱海駅、伊豆多賀駅)は -31.6 ％(坪単価 -6.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 25.7 分 → 2021年 31.6 分、+22.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 ％ → 2021年 5.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった伊東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +35.4％( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった来宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +7.7％( +0.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR伊東線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熱海駅 | 12.7万/坪 (130坪) | 24.3万/坪 (106坪) | 12.9万/坪 (120坪) |
| 来宮駅 | 5.2万/坪 (265坪) | 4.9万/坪 (156坪) | 5.4万/坪 (95.3坪) |
| 伊豆多賀駅 | 10.1万/坪 (123坪) | 12.0万/坪 (292坪) | 11.9万/坪 (92.3坪) |
| 網代駅 | 5.8万/坪 (131坪) | 3.0万/坪 (126坪) | 6.9万/坪 (107坪) |
| 宇佐美駅 | 7.9万/坪 (99.8坪) | 5.1万/坪 (98.6坪) | 8.3万/坪 (140坪) |
| 伊東駅 | 17.7万/坪 (46.9坪) | 13.1万/坪 (75.3坪) | 14.0万/坪 (90.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
網代駅 5.8 万/坪(昨年同期比 +94.7 ％)
網代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +94.7％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 131.0 坪 (昨年 126.0 坪から +3.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.7 分 → 2021年 19.0 分、+96.6 ％と大きく増加)
宇佐美駅 7.9 万/坪(昨年同期比 +55.6 ％)
宇佐美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +55.6％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -80.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 98.6 坪から +1.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 20.4 分 → 2021年 17.7 分、-13.4 ％と減少)
熱海駅 12.7 万/坪(昨年同期比 -47.5 ％)
熱海駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -47.5％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +12.5％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 130.3 坪 (昨年 106.1 坪から +22.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 38.2 分 → 2021年 61.8 分、+61.7 ％と大きく増加)
伊豆多賀駅 10.1 万/坪(昨年同期比 -15.7 ％)
伊豆多賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -15.7％( -1.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 291.9 坪から -58.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 19.5 分 → 2021年 17.0 分、-12.8 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示