【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜12月期の大井川鉄道本線 (金谷駅～千頭駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +6.2％( +0.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2018年)に比べて -51.3％( -58件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.1 坪 (昨年 132.8 坪から -33.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。金谷駅、新金谷駅、日切駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは金谷駅で昨年に比べ +57.1 ％、坪単価は 7.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(金谷駅、日切駅)は +50.5 ％(坪単価 +3.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(福用駅、合格駅)は -56.8 ％(坪単価 -2.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 68.1 分 → 2019年 32.9 分、-51.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.7 ％ → 2019年 9.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新金谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +31.0％( +3.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福用駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -99.2％( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 大井川鉄道本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 金谷駅 | 7.7万/坪 (68.6坪) | 4.9万/坪 (125坪) | 5.8万/坪 (108坪) |
| 新金谷駅 | 14.7万/坪 (63.0坪) | 11.2万/坪 (59.7坪) | 14.9万/坪 (45.5坪) |
| 代官町駅 | 12.7万/坪 (175坪) | 12.4万/坪 (63.5坪) | 14.8万/坪 (44.4坪) |
| 日切駅 | 13.9万/坪 (188坪) | 9.6万/坪 (290坪) | - |
| 合格駅 | 9.4万/坪 (93.8坪) | 11.0万/坪 (188坪) | 7.6万/坪 (211坪) |
| 福用駅 | 0.03万/坪 (178坪) | 3.4万/坪 (124坪) | - |
| 家山駅 | 7.8万/坪 (30.3坪) | 7.1万/坪 (59.5坪) | 7.8万/坪 (153坪) |
| 抜里駅 | 3.0万/坪 (56.0坪) | - | - |
| 川根温泉笹間渡駅 | 1.5万/坪 (108坪) | - | - |
| 地名駅 | - | 2.1万/坪 (46.9坪) | 1.9万/坪 (84.7坪) |
| 塩郷駅 | - | - | - |
| 下泉駅 | - | 1.5万/坪 (45.4坪) | - |
| 田野口駅 | 2.8万/坪 (69.8坪) | - | - |
| 駿河徳山駅 | 2.2万/坪 (182坪) | - | - |
| 青部駅 | - | - | - |
| 崎平駅 | - | - | - |
| 千頭駅 | - | 1.9万/坪 (36.3坪) | 4.8万/坪 (103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
金谷駅 7.7 万/坪(昨年同期比 +57.1 ％)
金谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +57.1％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2018年)に比べて -72.5％( -50件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 124.7 坪から -45.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 106.1 分 → 2019年 70.0 分、-34.0 ％と大きく減少)
日切駅 13.9 万/坪(昨年同期比 +43.8 ％)
日切駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +43.8％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 290.4 坪から -35.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
福用駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -99.2 ％)
福用駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -99.2％( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 178.5 坪 (昨年 124.0 坪から +43.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 2.0 分 → 2019年 19.0 分、+850.0 ％と大きく増加)
合格駅 9.4 万/坪(昨年同期比 -14.4 ％)
合格駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -14.4％( -1.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて -67.9％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 187.8 坪から -50.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.6 ％ → 2019年 11.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.4 分 → 2019年 14.2 分、+68.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示