【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR八戸線 (八戸駅～階上駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -0.3％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 65 件(１年前(2021年)に比べて -36.3％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 81.8 坪から +40.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。八戸駅、長苗代駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八戸駅で昨年に比べ +49.4 ％、坪単価は 12.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(八戸駅、長苗代駅)は +38.0 ％(坪単価 +3.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鮫駅、陸奥湊駅)は -49.0 ％(坪単価 -4.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 29.6 分 → 2022年 24.7 分、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 2.9 ％ → 2022年 1.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった本八戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.3万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +4.9％( +0.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて -43.3％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった金浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -12.1％( -0.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八戸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八戸駅 | 12.1万/坪 (154坪) | 8.1万/坪 (91.7坪) | 10.3万/坪 (154坪) |
| 長苗代駅 | 12.0万/坪 (104坪) | 9.5万/坪 (75.1坪) | 11.8万/坪 (106坪) |
| 本八戸駅 | 12.3万/坪 (74.2坪) | 11.7万/坪 (84.9坪) | 11.6万/坪 (80.2坪) |
| 小中野駅 | 9.4万/坪 (115坪) | 14.0万/坪 (55.5坪) | 12.2万/坪 (68.1坪) |
| 陸奥湊駅 | 4.7万/坪 (196坪) | 8.3万/坪 (62.8坪) | 6.9万/坪 (61.8坪) |
| 白銀駅 | 6.7万/坪 (70.7坪) | 10.3万/坪 (88.7坪) | 9.3万/坪 (70.3坪) |
| 鮫駅 | 4.1万/坪 (166坪) | 9.0万/坪 (49.9坪) | 2.5万/坪 (104坪) |
| 陸奥白浜駅 | - | - | - |
| 種差海岸駅 | 1.7万/坪 (160坪) | - | - |
| 大久喜駅 | - | - | 9.5万/坪 (78.7坪) |
| 金浜駅 | 2.1万/坪 (87.7坪) | 2.3万/坪 (84.7坪) | 1.3万/坪 (112坪) |
| 大蛇駅 | 2.9万/坪 (154坪) | 3.7万/坪 (81.7坪) | 3.1万/坪 (78.7坪) |
| 階上駅 | 0.8万/坪 (106坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八戸駅 12.1 万/坪(昨年同期比 +49.4 ％)
八戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +49.4％( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 154.5 坪 (昨年 91.7 坪から +68.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 38.1 分 → 2022年 24.3 分、-36.1 ％と大きく減少)
長苗代駅 12.0 万/坪(昨年同期比 +26.7 ％)
長苗代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.7％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 103.6 坪 (昨年 75.1 坪から +38.0 ％増)。
鮫駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -54.0 ％)
鮫駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -54.0％( -4.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 166.4 坪 (昨年 49.9 坪から +233.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 10.0 分、+233.3 ％と大きく増加)
陸奥湊駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -44.0 ％)
陸奥湊駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -44.0％( -3.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 195.9 坪 (昨年 62.8 坪から +212.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 26.2 分 → 2022年 22.2 分、-15.2 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示