【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の東北新幹線 (八戸駅～新青森駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -3.3％( -0.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 107 件(１年前(2021年)に比べて -3.6％( -4件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.7 坪 (昨年 96.4 坪から +12.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。八戸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八戸駅で昨年に比べ +27.7 ％、坪単価は 11.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(八戸駅)は +27.7 ％(坪単価 +2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(七戸十和田駅)は -25.4 ％(坪単価 -1.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 ％ → 2022年 1.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 33.0 分 → 2022年 42.2 分、+27.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.2 ％ → 2022年 3.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新青森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -2.9％( -0.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 29 件(１年前(2021年)に比べて -25.6％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった七戸十和田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -25.4％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2021年)に比べて +114.3％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八戸駅 | 11.9万/坪 (122坪) | 9.3万/坪 (113坪) | 8.7万/坪 (96.2坪) |
| 七戸十和田駅 | 3.8万/坪 (114坪) | 5.0万/坪 (101坪) | 6.3万/坪 (84.7坪) |
| 新青森駅 | 12.4万/坪 (78.7坪) | 12.8万/坪 (70.3坪) | 10.4万/坪 (101坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八戸駅 11.9 万/坪(昨年同期比 +27.7 ％)
八戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +27.7％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 48 件(１年前(2021年)に比べて -17.2％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 121.6 坪 (昨年 113.5 坪から +7.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 39.0 分 → 2022年 31.5 分、-19.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.7 ％ → 2022年 2.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 ％ → 2022年 2.1 ％)
七戸十和田駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -25.4 ％)
七戸十和田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -25.4％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2021年)に比べて +114.3％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 114.2 坪 (昨年 101.0 坪から +13.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 47.3 分 → 2022年 85.5 分、+80.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示