【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のしなの鉄道線 (軽井沢駅~篠ノ井駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +31.6%( +2.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 165 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -33件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 164.3 坪 (昨年 191.1 坪から -14.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。軽井沢駅、中軽井沢駅、信濃追分駅、御代田駅、信濃国分寺駅、テクノさかき駅、篠ノ井駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西上田駅で昨年に比べ +137.6 %、坪単価は 9.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(西上田駅、信濃追分駅)は +116.1 %(坪単価 +5.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(平原駅、滋野駅)は -38.7 %(坪単価 -1.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.5 % → 2022年 0.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 29.4 分 → 2022年 33.3 分、+13.2 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.1 % → 2022年 3.0 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +39.6%( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて +60.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滋野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -34.5%( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
しなの鉄道線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
軽井沢駅 | 22.6万/坪 (201坪) | 16.2万/坪 (284坪) | 35.7万/坪 (213坪) |
中軽井沢駅 | 7.7万/坪 (215坪) | 6.0万/坪 (218坪) | 7.9万/坪 (185坪) |
信濃追分駅 | 9.2万/坪 (256坪) | 4.7万/坪 (257坪) | 5.7万/坪 (182坪) |
御代田駅 | 5.9万/坪 (147坪) | 4.3万/坪 (228坪) | 3.4万/坪 (213坪) |
平原駅 | 1.9万/坪 (90.2坪) | 3.3万/坪 (164坪) | 4.3万/坪 (173坪) |
小諸駅 | 3.6万/坪 (216坪) | 4.3万/坪 (239坪) | 2.3万/坪 (122坪) |
滋野駅 | 1.8万/坪 (56.0坪) | 2.7万/坪 (135坪) | 4.4万/坪 (92.3坪) |
田中駅 | 5.0万/坪 (100坪) | 4.9万/坪 (155坪) | 7.5万/坪 (75.9坪) |
大屋駅 | 2.6万/坪 (104坪) | 3.8万/坪 (174坪) | 5.7万/坪 (55.4坪) |
信濃国分寺駅 | 10.7万/坪 (201坪) | 8.7万/坪 (109坪) | 11.5万/坪 (127坪) |
上田駅 | 8.2万/坪 (151坪) | 7.8万/坪 (110坪) | 8.1万/坪 (166坪) |
西上田駅 | 9.4万/坪 (204坪) | 3.9万/坪 (109坪) | 12.9万/坪 (333坪) |
テクノさかき駅 | 5.7万/坪 (124坪) | 3.9万/坪 (263坪) | 4.0万/坪 (230坪) |
坂城駅 | - | 2.5万/坪 (233坪) | 2.3万/坪 (188坪) |
戸倉駅 | - | 3.8万/坪 (107坪) | 7.4万/坪 (165坪) |
千曲駅 | 9.4万/坪 (182坪) | 8.5万/坪 (153坪) | 9.0万/坪 (170坪) |
屋代駅 | 11.6万/坪 (59.7坪) | 10.4万/坪 (89.7坪) | 5.5万/坪 (215坪) |
屋代高校前駅 | 8.5万/坪 (223坪) | 8.0万/坪 (240坪) | 7.0万/坪 (70.1坪) |
篠ノ井駅 | 13.9万/坪 (119坪) | 10.6万/坪 (142坪) | 11.3万/坪 (81.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西上田駅 9.4 万/坪(昨年同期比 +137.6 %)
西上田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +137.6%( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 204.2 坪 (昨年 108.9 坪から +87.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 25.0 分、+316.7 %と大きく増加)
信濃追分駅 9.2 万/坪(昨年同期比 +94.6 %)
信濃追分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +94.6%( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -42.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 256.4 坪 (昨年 257.1 坪から -0.3 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.0 分 → 2022年 34.2 分、+48.6 %と大きく増加)
平原駅 1.9 万/坪(昨年同期比 -42.9 %)
平原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -42.9%( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.2 坪 (昨年 164.4 坪から -45.1 %減)。
滋野駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -34.5 %)
滋野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -34.5%( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 135.4 坪から -58.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.5 分 → 2022年 19.0 分、-22.4 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示