【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年7月〜9月期のJR長崎本線 (小長井駅～長崎駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.7万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -8.8％( -2.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 53 件(１年前(2018年)に比べて -19.7％( -13件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 93.0 坪 (昨年 93.8 坪から -0.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。長崎駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西諫早駅で昨年に比べ +120.4 ％、坪単価は 20.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(西諫早駅、長崎駅)は +63.0 ％(坪単価 +6.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東諫早駅、肥前長田駅)は -65.1 ％(坪単価 -10.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 44.6 分 → 2019年 36.0 分、-19.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.5 ％ → 2019年 1.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +5.5％( +2.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった肥前長田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -52.9％( -4.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR長崎本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小長井駅 | - | - | - |
| 長里駅 | - | - | 4.2万/坪 (333坪) |
| 湯江駅 | 5.0万/坪 (166坪) | - | - |
| 小江駅 | - | - | 4.1万/坪 (36.3坪) |
| 肥前長田駅 | 3.9万/坪 (119坪) | 8.3万/坪 (12.1坪) | - |
| 東諫早駅 | 4.6万/坪 (75.6坪) | 20.4万/坪 (36.3坪) | 13.7万/坪 (160坪) |
| 諫早駅 | 13.8万/坪 (136坪) | 13.6万/坪 (139坪) | 11.3万/坪 (100坪) |
| 西諫早駅 | 20.0万/坪 (57.0坪) | 9.1万/坪 (134坪) | 10.0万/坪 (137坪) |
| 喜々津駅 | 9.5万/坪 (109坪) | 9.5万/坪 (99.4坪) | 1.8万/坪 (72.6坪) |
| 市布駅 | 11.2万/坪 (105坪) | - | - |
| 肥前古賀駅 | 17.8万/坪 (49.5坪) | 17.1万/坪 (172坪) | 15.3万/坪 (112坪) |
| 現川駅 | - | - | - |
| 浦上駅 | 35.6万/坪 (55.4坪) | 37.3万/坪 (93.3坪) | 18.1万/坪 (65.0坪) |
| 長崎駅 | 41.0万/坪 (74.4坪) | 38.8万/坪 (54.9坪) | 16.6万/坪 (68.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西諫早駅 20.0 万/坪(昨年同期比 +120.4 ％)
西諫早駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.0万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +120.4％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 134.4 坪から -57.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 26.7 分 → 2019年 18.0 分、-32.5 ％と大きく減少)
長崎駅 41.0 万/坪(昨年同期比 +5.5 ％)
長崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +5.5％( +2.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 54.9 坪から +35.5 ％増)。
東諫早駅 4.6 万/坪(昨年同期比 -77.3 ％)
東諫早駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -77.3％( -15.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 36.3 坪から +108.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.0 分 → 2019年 30.0 分、+114.3 ％と大きく増加)
肥前長田駅 3.9 万/坪(昨年同期比 -52.9 ％)
肥前長田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -52.9％( -4.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 119.5 坪 (昨年 12.1 坪から +887.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 22.7 分、+466.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示