【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期のJR大村線 (早岐駅～諫早駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +9.0％( +0.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 76 件(１年前(2020年)に比べて +20.6％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 143.3 坪 (昨年 120.4 坪から +19.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。竹松駅、諏訪駅、岩松駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川棚駅で昨年に比べ +235.2 ％、坪単価は 11.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(川棚駅、南風崎駅)は +222.1 ％(坪単価 +8.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(諫早駅、大村駅)は -22.1 ％(坪単価 -3.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.6 ％ → 2021年 3.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 21.7 分 → 2021年 30.3 分、+39.8 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南風崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +209.0％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となったハウステンボス駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.9万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +6.1％( +0.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大村線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 早岐駅 | 12.6万/坪 (109坪) | 13.4万/坪 (140坪) | 16.4万/坪 (54.3坪) |
| ハウステンボス駅 | 6.9万/坪 (78.1坪) | 6.5万/坪 (65.4坪) | 7.6万/坪 (192坪) |
| 南風崎駅 | 14.0万/坪 (292坪) | 4.5万/坪 (69.6坪) | 6.2万/坪 (24.2坪) |
| 小串郷駅 | - | - | - |
| 川棚駅 | 11.5万/坪 (65.8坪) | 3.4万/坪 (52.4坪) | 10.5万/坪 (203坪) |
| 彼杵駅 | - | 2.5万/坪 (301坪) | - |
| 千綿駅 | - | - | - |
| 松原駅 | - | - | 6.4万/坪 (122坪) |
| 竹松駅 | 10.2万/坪 (116坪) | 7.4万/坪 (238坪) | 8.9万/坪 (112坪) |
| 諏訪駅 | 13.7万/坪 (62.8坪) | 10.2万/坪 (75.2坪) | 15.2万/坪 (70.8坪) |
| 大村駅 | 11.3万/坪 (169坪) | 13.3万/坪 (80.2坪) | 13.7万/坪 (78.5坪) |
| 岩松駅 | 9.9万/坪 (147坪) | 6.0万/坪 (133坪) | 3.0万/坪 (232坪) |
| 諫早駅 | 9.7万/坪 (207坪) | 13.8万/坪 (124坪) | 9.5万/坪 (148坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川棚駅 11.5 万/坪(昨年同期比 +235.2 ％)
川棚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.5万円/坪(3.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +235.2％( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 52.4 坪から +25.5 ％増)。
南風崎駅 14.0 万/坪(昨年同期比 +209.0 ％)
南風崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +209.0％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 291.9 坪 (昨年 69.6 坪から +319.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 20.0 分 → 2021年 23.5 分、+17.5 ％と増加)
諫早駅 9.7 万/坪(昨年同期比 -29.5 ％)
諫早駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -29.5％( -4.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2020年)に比べて +120.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 206.6 坪 (昨年 124.2 坪から +66.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 25.9 分 → 2021年 59.8 分、+131.0 ％と大きく増加)
大村駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -14.7 ％)
大村駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -14.7％( -1.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -38.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 169.2 坪 (昨年 80.2 坪から +111.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 16.4 分 → 2021年 19.4 分、+18.3 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示