この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の鹿島臨海鉄道線 (水戸駅～鹿島サッカースタジアム駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +59.5％( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 76 件(１年前(2021年)に比べて -17.4％( -16件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 109.7 坪 (昨年 126.8 坪から -13.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。水戸駅、新鉾田駅、鹿島大野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅で昨年に比べ +133.2 ％、坪単価は 0.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅、水戸駅)は +94.0 ％(坪単価 +2.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大洗駅、大洋駅)は -1.7 ％(坪単価 -0.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 45.6 分 → 2022年 37.1 分、-18.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.1 ％ → 2022年 1.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった水戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +54.8％( +4.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 46 件(１年前(2021年)に比べて -8.0％( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.12万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +133.2％( +0.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 鹿島臨海鉄道線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 水戸駅 | 13.5万/坪 (116坪) | 8.7万/坪 (132坪) | 10.6万/坪 (124坪) |
| 東水戸駅 | - | - | 4.5万/坪 (98.3坪) |
| 常澄駅 | 0.3万/坪 (87.7坪) | - | 3.4万/坪 (112坪) |
| 大洗駅 | 8.2万/坪 (95.9坪) | 9.0万/坪 (67.9坪) | 3.8万/坪 (154坪) |
| 涸沼駅 | - | 1.2万/坪 (163坪) | 3.4万/坪 (130坪) |
| 鹿島旭駅 | 4.1万/坪 (41.8坪) | - | - |
| 徳宿駅 | 4.2万/坪 (49.9坪) | - | - |
| 新鉾田駅 | 3.3万/坪 (34.0坪) | 2.7万/坪 (204坪) | 2.8万/坪 (145坪) |
| 北浦湖畔駅 | - | 0.03万/坪 (77.1坪) | - |
| 大洋駅 | 0.7万/坪 (38.6坪) | 0.6万/坪 (54.2坪) | 0.4万/坪 (102坪) |
| 鹿島灘駅 | - | - | 1.7万/坪 (74.1坪) |
| 鹿島大野駅 | 2.5万/坪 (177坪) | 1.7万/坪 (131坪) | 1.0万/坪 (144坪) |
| 長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅 | 0.4万/坪 (48.4坪) | 0.18万/坪 (84.7坪) | 2.1万/坪 (118坪) |
| 荒野台駅 | 2.7万/坪 (163坪) | 2.5万/坪 (135坪) | 3.5万/坪 (90.8坪) |
| 鹿島サッカースタジアム駅 | - | - | 7.3万/坪 (163坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅 0.4 万/坪(昨年同期比 +133.2 ％)
長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.12万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +133.2％( +0.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 84.7 坪から -42.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 30.0 分、+114.3 ％と大きく増加)
水戸駅 13.5 万/坪(昨年同期比 +54.8 ％)
水戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +54.8％( +4.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 46 件(１年前(2021年)に比べて -8.0％( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 115.9 坪 (昨年 131.7 坪から -12.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 50.3 分 → 2022年 42.6 分、-15.3 ％と減少)
大洗駅 8.2 万/坪(昨年同期比 -9.7 ％)
大洗駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.7％( -0.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 95.9 坪 (昨年 67.9 坪から +41.2 ％増)。
大洋駅 0.7 万/坪(昨年同期比 +6.3 ％)
大洋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.20万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +6.3％( +0.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 54.2 坪から -28.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.3 分 → 2022年 9.0 分、-53.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示