この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期のつくばエクスプレス線 (守谷駅~つくば駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.8万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2018年)に比べて -4.3%( -0.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 99 件(1年前(2018年)に比べて -32.7%( -48件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 127.7 坪 (昨年 133.0 坪から -4.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。みらい平駅、みどりの駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは万博記念公園駅で昨年に比べ +148.7 %、坪単価は 24.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(万博記念公園駅、みらい平駅)は +91.7 %(坪単価 +10.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(研究学園駅、守谷駅)は -32.3 %(坪単価 -5.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 48.2 分 → 2019年 57.1 分、+18.5 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった万博記念公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.2万円/坪(7.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2018年)に比べて +148.7%( +14.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -80.0%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2018年)に比べて -40.9%( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて -54.5%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
つくばエクスプレス線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
守谷駅 | 11.2万/坪 (99.1坪) | 14.7万/坪 (124坪) | 23.9万/坪 (119坪) |
みらい平駅 | 21.2万/坪 (81.9坪) | 15.8万/坪 (127坪) | 14.8万/坪 (97.1坪) |
みどりの駅 | 18.8万/坪 (127坪) | 14.8万/坪 (119坪) | 14.5万/坪 (126坪) |
万博記念公園駅 | 24.2万/坪 (228坪) | 9.7万/坪 (122坪) | 14.8万/坪 (127坪) |
研究学園駅 | 9.9万/坪 (188坪) | 16.7万/坪 (172坪) | 17.3万/坪 (134坪) |
つくば駅 | 12.5万/坪 (147坪) | 13.7万/坪 (123坪) | 18.9万/坪 (195坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
万博記念公園駅 24.2 万/坪(昨年同期比 +148.7 %)
万博記念公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.2万円/坪(7.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2018年)に比べて +148.7%( +14.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -80.0%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 228.4 坪 (昨年 121.9 坪から +87.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 35.1 分 → 2019年 19.7 分、-44.0 %と大きく減少)
みらい平駅 21.2 万/坪(昨年同期比 +34.7 %)
みらい平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2018年)に比べて +34.7%( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて +30.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 127.4 坪から -35.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 23.9 分 → 2019年 18.2 分、-23.7 %と大きく減少)
研究学園駅 9.9 万/坪(昨年同期比 -40.9 %)
研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2018年)に比べて -40.9%( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて -54.5%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 188.1 坪 (昨年 172.0 坪から +9.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 53.8 分 → 2019年 60.5 分、+12.4 %と増加)
守谷駅 11.2 万/坪(昨年同期比 -23.6 %)
守谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.2万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2018年)に比べて -23.6%( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 34 件(1年前(2018年)に比べて +47.8%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 99.1 坪 (昨年 124.2 坪から -20.2 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示