【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR香椎線 (西戸崎駅～宇美駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.8万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +2.0％( +0.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 66 件(１年前(2023年)に比べて -56.0％( -84件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 108.2 坪から +73.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。奈多駅、和白駅、舞松原駅、酒殿駅、須恵駅、須恵中央駅、宇美駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは宇美駅で昨年に比べ +55.4 ％、坪単価は 22.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(宇美駅、酒殿駅)は +54.8 ％(坪単価 +8.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(香椎駅、土井駅)は -57.8 ％(坪単価 -18.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 ％ → 2024年 13.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和白駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.0万円/坪(16.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +47.5％( +18.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -84.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった香椎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -65.2％( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR香椎線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西戸崎駅 | 20.4万/坪 (51.4坪) | 21.2万/坪 (71.2坪) | 16.2万/坪 (59.9坪) |
| 雁ノ巣駅 | 20.0万/坪 (189坪) | 31.1万/坪 (99.8坪) | - |
| 奈多駅 | 38.1万/坪 (50.7坪) | 28.0万/坪 (74.4坪) | 26.2万/坪 (80.5坪) |
| 和白駅 | 56.0万/坪 (74.1坪) | 38.0万/坪 (85.8坪) | 52.2万/坪 (73.7坪) |
| 香椎駅 | 12.6万/坪 (212坪) | 36.2万/坪 (93.1坪) | 59.0万/坪 (70.4坪) |
| 香椎神宮駅 | 47.5万/坪 (74.6坪) | 39.8万/坪 (94.3坪) | 54.7万/坪 (74.5坪) |
| 舞松原駅 | 51.1万/坪 (182坪) | 41.0万/坪 (76.5坪) | 36.6万/坪 (89.2坪) |
| 土井駅 | 14.0万/坪 (295坪) | 28.2万/坪 (86.4坪) | 25.1万/坪 (176坪) |
| 伊賀駅 | - | 35.2万/坪 (52.4坪) | 27.1万/坪 (186坪) |
| 長者原駅 | 25.6万/坪 (166坪) | 30.0万/坪 (219坪) | 46.5万/坪 (77.7坪) |
| 酒殿駅 | 27.0万/坪 (228坪) | 17.5万/坪 (243坪) | 35.3万/坪 (92.7坪) |
| 須恵駅 | 28.8万/坪 (254坪) | 21.0万/坪 (171坪) | 11.2万/坪 (240坪) |
| 須恵中央駅 | 21.8万/坪 (123坪) | 17.8万/坪 (131坪) | 19.9万/坪 (103坪) |
| 新原駅 | - | 3.7万/坪 (50.9坪) | 7.7万/坪 (128坪) |
| 宇美駅 | 22.8万/坪 (177坪) | 14.6万/坪 (140坪) | 16.7万/坪 (132坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宇美駅 22.8 万/坪(昨年同期比 +55.4 ％)
宇美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.8万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +55.4％( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 176.6 坪 (昨年 139.6 坪から +26.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.4 ％ → 2024年 11.1 ％)
酒殿駅 27.0 万/坪(昨年同期比 +54.1 ％)
酒殿駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.0万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +54.1％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 228.4 坪 (昨年 243.0 坪から -6.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.0 分 → 2024年 7.5 分、-16.7 ％と減少)
香椎駅 12.6 万/坪(昨年同期比 -65.2 ％)
香椎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -65.2％( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 211.8 坪 (昨年 93.1 坪から +127.5 ％増)。
土井駅 14.0 万/坪(昨年同期比 -50.3 ％)
土井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -50.3％( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +47.1％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 295.4 坪 (昨年 86.4 坪から +241.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.0 分 → 2024年 21.2 分、+32.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示