【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期のJR香椎線 (西戸崎駅～宇美駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.7万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +15.7％( +2.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 56 件(１年前(2020年)に比べて +75.0％( +24件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 126.8 坪 (昨年 178.7 坪から -29.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。和白駅、伊賀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは須恵中央駅で昨年に比べ +282.9 ％、坪単価は 20.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(須恵中央駅、土井駅)は +240.4 ％(坪単価 +12.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(舞松原駅、西戸崎駅)は -46.5 ％(坪単価 -13.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.1 ％ → 2021年 3.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.9 分 → 2021年 23.1 分、+78.7 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった香椎神宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +16.7％( +5.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -11.6％( -1.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +160.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR香椎線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西戸崎駅 | 13.4万/坪 (62.0坪) | 19.8万/坪 (36.3坪) | - |
| 雁ノ巣駅 | - | 23.3万/坪 (40.8坪) | - |
| 奈多駅 | 19.0万/坪 (51.4坪) | - | 19.7万/坪 (127坪) |
| 和白駅 | 37.6万/坪 (132坪) | 25.8万/坪 (121坪) | 32.1万/坪 (49.9坪) |
| 香椎駅 | 27.1万/坪 (178坪) | 25.8万/坪 (241坪) | 46.9万/坪 (45.4坪) |
| 香椎神宮駅 | 38.6万/坪 (109坪) | 33.1万/坪 (60.5坪) | 20.1万/坪 (49.2坪) |
| 舞松原駅 | 13.8万/坪 (95.3坪) | 34.8万/坪 (78.7坪) | 26.3万/坪 (99.3坪) |
| 土井駅 | 16.1万/坪 (155坪) | 5.4万/坪 (222坪) | 24.8万/坪 (122坪) |
| 伊賀駅 | 20.8万/坪 (172坪) | 15.7万/坪 (271坪) | - |
| 長者原駅 | 33.8万/坪 (68.1坪) | 15.8万/坪 (191坪) | 12.6万/坪 (103坪) |
| 酒殿駅 | 31.4万/坪 (74.1坪) | 10.6万/坪 (303坪) | - |
| 須恵駅 | - | 8.9万/坪 (249坪) | 17.6万/坪 (90.8坪) |
| 須恵中央駅 | 20.1万/坪 (177坪) | 5.2万/坪 (124坪) | 26.0万/坪 (49.9坪) |
| 新原駅 | - | - | 13.2万/坪 (72.6坪) |
| 宇美駅 | 11.8万/坪 (94.5坪) | 13.4万/坪 (205坪) | 15.8万/坪 (63.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
須恵中央駅 20.1 万/坪(昨年同期比 +282.9 ％)
須恵中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.1万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +282.9％( +14.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 177.0 坪 (昨年 124.0 坪から +42.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.0 分 → 2021年 7.5 分、-50.0 ％と大きく減少)
土井駅 16.1 万/坪(昨年同期比 +198.0 ％)
土井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +198.0％( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 155.3 坪 (昨年 221.8 坪から -30.0 ％減)。
舞松原駅 13.8 万/坪(昨年同期比 -60.3 ％)
舞松原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.8万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -60.3％( -21.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 95.3 坪 (昨年 78.7 坪から +21.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.0 分 → 2021年 17.0 分、+41.7 ％と大きく増加)
西戸崎駅 13.4 万/坪(昨年同期比 -32.7 ％)
西戸崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -32.7％( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 36.3 坪から +70.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 34.0 分、+1600.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示