【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年10月〜12月期のJR香椎線 (西戸崎駅～宇美駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.7万円/坪(9.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +36.8％( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 43 件(１年前(2018年)に比べて -2.3％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 131.6 坪 (昨年 144.6 坪から -9.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。和白駅、酒殿駅、須恵駅、須恵中央駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは香椎駅で昨年に比べ +223.2 ％、坪単価は 74.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(香椎駅、宇美駅)は +182.9 ％(坪単価 +33.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(舞松原駅、奈多駅)は -34.5 ％(坪単価 -18.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.3 ％ → 2019年 9.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 13.4 分 → 2019年 15.3 分、+13.6 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.9 ％ → 2019年 9.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった香椎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.8万円/坪(22.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +223.2％( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -20.3％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR香椎線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西戸崎駅 | 13.1万/坪 (69.6坪) | - | - |
| 雁ノ巣駅 | - | 13.2万/坪 (150坪) | 15.0万/坪 (266坪) |
| 奈多駅 | 15.2万/坪 (71.1坪) | 19.1万/坪 (105坪) | 22.5万/坪 (75.6坪) |
| 和白駅 | 30.2万/坪 (155坪) | 24.2万/坪 (124坪) | 8.3万/坪 (12.1坪) |
| 香椎駅 | 74.8万/坪 (90.2坪) | 23.1万/坪 (144坪) | 43.8万/坪 (168坪) |
| 香椎神宮駅 | - | 28.1万/坪 (116坪) | 25.0万/坪 (56.0坪) |
| 舞松原駅 | 34.1万/坪 (101坪) | 66.5万/坪 (73.7坪) | 37.9万/坪 (75.1坪) |
| 土井駅 | 23.0万/坪 (84.1坪) | 23.3万/坪 (174坪) | 18.7万/坪 (144坪) |
| 伊賀駅 | 18.6万/坪 (159坪) | - | 19.7万/坪 (254坪) |
| 長者原駅 | - | 16.5万/坪 (66.6坪) | - |
| 酒殿駅 | 28.5万/坪 (209坪) | 20.1万/坪 (69.6坪) | 12.9万/坪 (333坪) |
| 須恵駅 | 24.8万/坪 (484坪) | 19.8万/坪 (60.5坪) | - |
| 須恵中央駅 | 20.5万/坪 (94.8坪) | 11.0万/坪 (204坪) | 20.5万/坪 (183坪) |
| 新原駅 | - | - | 8.3万/坪 (169坪) |
| 宇美駅 | 24.7万/坪 (141坪) | 10.2万/坪 (159坪) | 12.1万/坪 (206坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
香椎駅 74.8 万/坪(昨年同期比 +223.2 ％)
香椎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.8万円/坪(22.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +223.2％( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 90.2 坪 (昨年 143.7 坪から -37.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 14.5 分 → 2019年 17.2 分、+18.4 ％と増加)
宇美駅 24.7 万/坪(昨年同期比 +142.7 ％)
宇美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.7万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +142.7％( +14.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 141.0 坪 (昨年 159.2 坪から -11.4 ％減)。
舞松原駅 34.1 万/坪(昨年同期比 -48.7 ％)
舞松原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.1万円/坪(10.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -48.7％( -32.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 73.7 坪から +37.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.2 分 → 2019年 10.5 分、+27.3 ％と大きく増加)
奈多駅 15.2 万/坪(昨年同期比 -20.3 ％)
奈多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -20.3％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 105.4 坪から -32.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示