【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期のJR筑豊本線 (若松駅～原田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -11.0％( -1.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 87 件(１年前(2020年)に比べて +13.0％( +10件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 117.0 坪から +24.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。奥洞海駅、本城駅、鞍手駅、浦田駅、新飯塚駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東水巻駅で昨年に比べ +1150.7 ％、坪単価は 7.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(東水巻駅、筑前山家駅)は +822.1 ％(坪単価 +8.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二島駅、新入駅)は -78.2 ％(坪単価 -6.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 30.1 分 → 2021年 24.6 分、-18.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.9 ％ → 2021年 8.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.6 ％ → 2021年 1.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった本城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.0万円/坪(7.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +48.9％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小竹駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -54.4％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR筑豊本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 若松駅 | 10.0万/坪 (208坪) | 14.2万/坪 (72.6坪) | 14.9万/坪 (140坪) |
| 藤ノ木駅 | 6.0万/坪 (52.9坪) | - | 8.1万/坪 (160坪) |
| 奥洞海駅 | 13.1万/坪 (221坪) | 6.7万/坪 (59.7坪) | - |
| 二島駅 | 2.1万/坪 (128坪) | 10.2万/坪 (40.1坪) | - |
| 本城駅 | 24.0万/坪 (49.9坪) | 16.2万/坪 (55.1坪) | - |
| 折尾駅 | 14.7万/坪 (162坪) | 18.4万/坪 (94.1坪) | 14.0万/坪 (152坪) |
| 東水巻駅 | 7.1万/坪 (234坪) | 0.6万/坪 (87.7坪) | 3.7万/坪 (248坪) |
| 中間駅 | 6.8万/坪 (204坪) | - | 4.1万/坪 (87.2坪) |
| 筑前垣生駅 | 10.8万/坪 (81.7坪) | 2.1万/坪 (99.8坪) | 0.5万/坪 (142坪) |
| 鞍手駅 | 2.2万/坪 (33.3坪) | 1.8万/坪 (80.7坪) | 3.8万/坪 (130坪) |
| 筑前植木駅 | - | 0.7万/坪 (200坪) | 5.0万/坪 (124坪) |
| 新入駅 | 1.5万/坪 (72.1坪) | 6.6万/坪 (84.7坪) | - |
| 直方駅 | 5.9万/坪 (131坪) | 6.4万/坪 (172坪) | 4.9万/坪 (116坪) |
| 勝野駅 | 1.8万/坪 (139坪) | 4.7万/坪 (99.2坪) | 0.16万/坪 (127坪) |
| 小竹駅 | 1.1万/坪 (145坪) | 2.5万/坪 (93.8坪) | 1.6万/坪 (55.5坪) |
| 鯰田駅 | - | - | 1.6万/坪 (191坪) |
| 浦田駅 | 7.2万/坪 (66.6坪) | 4.2万/坪 (43.1坪) | - |
| 新飯塚駅 | 8.3万/坪 (115坪) | 6.0万/坪 (141坪) | 12.7万/坪 (81.4坪) |
| 飯塚駅 | 5.4万/坪 (246坪) | 8.1万/坪 (169坪) | 8.8万/坪 (99.7坪) |
| 天道駅 | 4.8万/坪 (76.4坪) | 5.3万/坪 (114坪) | 4.4万/坪 (295坪) |
| 桂川駅 | 3.5万/坪 (212坪) | 5.5万/坪 (165坪) | 7.0万/坪 (84.4坪) |
| 上穂波駅 | - | - | - |
| 筑前内野駅 | - | - | - |
| 筑前山家駅 | 12.1万/坪 (95.6坪) | 2.0万/坪 (246坪) | 4.9万/坪 (57.5坪) |
| 原田駅 | 21.9万/坪 (188坪) | 35.6万/坪 (118坪) | 26.1万/坪 (166坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東水巻駅 7.1 万/坪(昨年同期比 +1150.7 ％)
東水巻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +1150.7％( +6.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 234.4 坪 (昨年 87.7 坪から +167.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.0 分 → 2021年 8.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
筑前山家駅 12.1 万/坪(昨年同期比 +493.6 ％)
筑前山家駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +493.6％( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 95.6 坪 (昨年 245.8 坪から -61.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.3 分 → 2021年 15.8 分、-22.3 ％と大きく減少)
二島駅 2.1 万/坪(昨年同期比 -79.1 ％)
二島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -79.1％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 127.8 坪 (昨年 40.1 坪から +218.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 37.0 分 → 2021年 30.0 分、-18.9 ％と減少)
新入駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -77.2 ％)
新入駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -77.2％( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 84.7 坪から -14.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 26.0 分 → 2021年 16.7 分、-35.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示